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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]
2012年09月01日
色んなことがあった8月も終わり9月がやって来た。
この歳になると時間が過ぎることに罪悪感と虚しさを感じるようになる。
これって、なんでなんだろう……
「亜金、早くいかないとたこ焼き無くなっちゃうよ?」
美穂が、そう言ってベッドで横になっている俺の背中を軽く揺らす。
「そうだな……」
俺は、ゆっくりと体を起こす。
「ささ、早く行こう♪」
美穂が、はしゃぐ。
「そんなに急がなくてもたこ焼きは逃げないよ」
「たこ焼きは逃げないよ?
でも、食べられちゃうもん!」
美穂は、頬を膨らませる。
「そうだな。
確かにそうだ」
俺は、なんか可笑しくなって笑った。
「亜金、どうかした?
元気ない?」
「うん?
そんなことはないぞ?」
「だったらいいんだけど……」
美穂がしょんぼりとする。
「どうした?」
「亜金、ゆかりさんのこと好きだったのかなって……
ゆかりさんが、いないから元気ないのかなって……」
美穂が今にも泣きそうな顔をする。
「俺は、どっちが好きかって聞かれたら美穂だぞ?
なんだかんだ言って付き合いも長いからな」
「ホント?」
「うん」
美穂が、辛そうに笑う。
なんで、そんな顔をするのだろう。
「じゃ、たこ焼きパーティー行こう!」
美穂が、俺の手を握ると一緒に公園に向かった。
そして、俺たちはたこ焼きを食べた。
山本さんのたこ焼きは、カリトロで美味い。
でも、何故だろう。
この味、忘れちゃいけないような気がする。
なんでだろうな……
色んなことがあった8月も終わり9月がやって来た。
この歳になると時間が過ぎることに罪悪感と虚しさを感じるようになる。
これって、なんでなんだろう……
「亜金、早くいかないとたこ焼き無くなっちゃうよ?」
美穂が、そう言ってベッドで横になっている俺の背中を軽く揺らす。
「そうだな……」
俺は、ゆっくりと体を起こす。
「ささ、早く行こう♪」
美穂が、はしゃぐ。
「そんなに急がなくてもたこ焼きは逃げないよ」
「たこ焼きは逃げないよ?
でも、食べられちゃうもん!」
美穂は、頬を膨らませる。
「そうだな。
確かにそうだ」
俺は、なんか可笑しくなって笑った。
「亜金、どうかした?
元気ない?」
「うん?
そんなことはないぞ?」
「だったらいいんだけど……」
美穂がしょんぼりとする。
「どうした?」
「亜金、ゆかりさんのこと好きだったのかなって……
ゆかりさんが、いないから元気ないのかなって……」
美穂が今にも泣きそうな顔をする。
「俺は、どっちが好きかって聞かれたら美穂だぞ?
なんだかんだ言って付き合いも長いからな」
「ホント?」
「うん」
美穂が、辛そうに笑う。
なんで、そんな顔をするのだろう。
「じゃ、たこ焼きパーティー行こう!」
美穂が、俺の手を握ると一緒に公園に向かった。
そして、俺たちはたこ焼きを食べた。
山本さんのたこ焼きは、カリトロで美味い。
でも、何故だろう。
この味、忘れちゃいけないような気がする。
なんでだろうな……
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