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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2012年12月29日


この家の大掃除もすべて終わった。
今年はいっぱい動いたぞ……
俺は、リビングでシュークリームを袋から取り出す。
すると玉藻が、現れ俺のシュークリームを奪う。
そして、あっという間に完食。


「亜金、私がいつシュークリームを食べていいと言った?」

「え?許可とかいるの?」

「亜金の栄養バランスを考えるのも私の仕事だ。
 私が、今まで甘かった……
 なんだ?その腹は!もうメタボじゃないか!」

「む……」


なんか頭に来た。


「なんだ?
 反論があるのか?」

「なんだ?
 その胸は!まるでまな板じゃないか!」


玉藻の目が冷たい。


「私は、着やせするタイプなんだ。
 脱ぐとCはあるぞ!」

「へぇー」


やばい、Cって大きいか小さいかわかんない。
Dは、大きいんだよね?
でも、Cって大きいの?小さいの?どっち?


「ふ……
 女性経験のない亜金には、Cの大きさもわからないだろ?」

「うぅー」


は、反論できない。


「さぁ、今日は買い物に付き合ってもらうぞ」

「何買うの?」

「正月の食事……と言いたいところだが、1日の分だけだな。
 近くにスーパーは、1月の2日には開くからな」

「そっか。
 なら、31日でもよくない?」

「明日は、朝から忘年会だろ?」

「うん。
 朝は、移動で昼はバーベキュー。
 夜は、ホテルの一室を借りて飲み会」

「ココ編集部の人たちは、酒豪が多いな。
 亜金は、一滴も飲めないけどな!」

「……うん。
 玉藻も酒豪だよね」

「ああ。
 酒など樽ごと飲める」

「太るよ」

「その分出すからな」

「……出すって大?小?」

「殴られたいか?」

「ごめんなさい」

「ふざけてないでイズミヤに行くぞ。
 私は、下着も買いたい」

「ん。
 付き合うよ」

「亜金は、その間このメモに書かれた品を買ってくれ」


そう言って玉藻が、1枚のメモを俺に渡した。


「下着、付き合うよ」

「安心しろ、お前の下着も買っといてやる」

「うーん」

「何か不満でも?」

「いえ、ありません……」


はぁ……
まぁ、下着だけ見てもなにも感じないからいっか。
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