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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2013年01月07日


昨日夢に出てきた夢と言う女の子……
謎が多い。


俺は、喫茶萌萌で、昨日の出来事を玉藻に話してみた。


「それは、きっとギフト能力者だな。
 察するに夢を自在に操るギフト能力だ」

「夢ギフトか~~
 夢を自在に操るなんて楽しそうだな」

「楽しいのか?」

「だって、五感全部あるんだよ?
 そしたら、俺だって夢の中でなら童……」


俺が、そこまで言いかけた時玉藻が俺の頭を殴る。


「それは、自分で現実世界で頑張れ!
 自分の夢の中で淫夢を見るのは勝手だか……
 女性の夢の中に入って淫行をするにも強姦に近いからな!」

「は、犯罪になるの?」

「ギフト法に引っかかるな。
 以前にモテモテパウダーを作った男が逮捕されて世間を騒がせた奴がいるだろ?」

「なんか、居たね……
 そんなやつ。
 えっと名前は、なんだっけ?」

「持杉 伊達男(もすぎ だてお)。
 ものすごーーーーく、気持ち悪い顔をしているの。
 体格もデブでニキビで汗だくで……
 もう、想像するだけで体が震えるわ」


そう言って、萌ちゃんが、カウンター席から震えながら言葉を放つ。


「萌ちゃん、伊達男のこと知ってるの?」

「私も被害者の1人よ。
 未然で終わったけど……」

「あ……
 そう言えば、そうだったね……」


伊達男が、考えた企画。
600人美少女全員強姦ツアー。

とか言うのをやって伊達男は、捕まったんだっけ?
結局計画は、未然に終わり失敗……


啓司たちが、騒いでいたのを思い出した。


「まさか、忘れていたのか?」


玉藻が、俺を睨む。


「忘れてないよ。
 玉藻が、スルーされて萌ちゃんだけが、捕まったこと覚えているもん」

「……ふふふふ」


玉藻は、何故か笑う。
そして、俺を殴る。


「痛い……」


と言うか、どうして玉藻は、無事だったんだろう?
俺が、言うのもなんだけど玉藻も美人なのに……


「亜金ってどうしてこんなにデリカシーがないのだ!
 今日の亜金の晩御飯は無しだ!」

「えぇ!
 ご飯食べたいよ!」

「たまには、断食してダイエットしろ!」

「亜金は、食う子寝る子よい子病気な子だよ」

「ダメじゃないか?」

「うぅー」


この日、本当に俺の晩御飯は抜きにされた。

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