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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2013年01月29日


俺は、ファンネルを構える。
啓司が銃を放つ。


しかし、恋次は、銃弾は効かない。
銃弾さえも、恋次は粉砕する。


「俺に物理的攻撃は効かないぞ?」


恋次が、そう言って壁に触れる。
壁は、静かに粉々になった。


「あれ、やばくないか?」


俺は、啓司に尋ねる。


「これは、俺のギフト能力の出番だな……」


啓司が、ニコリと笑う。
啓司のギフト能力。
それは、触れたモノの能力を無効化させると言うモノだ。


「でも、啓司の能力って触れなくちゃダメなんでしょ?
 触れたら、あいつの能力で、破壊されない?」

「それは、やってみなくちゃわからない」

「危険じゃない?」

「しかし、これしか方法が、見つからない。
 亜金、数秒でいいから奴の動きを止めてくれないか?」

「まぁ、猫だましで数秒なら止めれるかもだけど……」

「十分だ……
 じゃ、行くぞ!」


俺は、恋次に突進した。
そして、手に電気を走らせる。
恋次は、俺を生け捕りにしようとしている。
なら、俺の直接攻撃時に能力の使用は行わないだろう。
こっちも賭けだった。

俺は、恋次に近づき数センチ近づき、そして雷の魔法、サンダーボルトを唱えた。
恋次の体に電気が走る。


「ぐ……?」


恋次の、動きが止まる。
それと同時に啓司が、恋次の体に触れた。


「破壊されない……と言うことは、俺の能力の方が上だった。
 ということだな」


啓司が、笑う。
すると恋次も笑う。


「お前のことは何も聞いていない。
 破壊してやる!
 極(きわみ)!」


しかし、何も起こらない。


「亜金、作戦成功だ。
 とりあえず、コイツを捕獲しよう」

「どういうことだ?」


恋次が、混乱を隠せない。


「獏!」


啓司が、そう言って縄を召還し恋次の体を縄で縛った。


「俺は、隼人君のところに行ってくる!」

「ああ……」


啓司は、俺に手を振った。
俺も振り返して隼人君の方に向かった。

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