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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

2月9日


平和で何もない一日だった。

気になるのは、白銀と言う教師だ。
授業が終われば、いつも女子に囲まれている。


「うーん」


余が、唸っていると真由が話しかけてきた。


「神様どうしたの?」

「いや、あの白銀と言う教師のことを考えていてね」

「……何か気になるの?」

「少し女子に人気がありすぎやしないか?」

「あ、もしかして神様羨ましいの?」

「いや、そうじゃなく……」

「……?」


真由に聞いた余が馬鹿だったのか?


「男の焼きもちは見苦しぞ?」


男の声に振り向くとそこには、美神 零が、立っていた。


「あ、零君……」

「なんだ、零か……
 びっくりしたぞ」

「大主。
 少し話がある」

「なんだ?」

「ここでは、ちょっと……」


零は、そう言ってゆっくりと歩き出す。


「真由、また後でな」

「うん」


余は、真由から離れ零の後を追った。
向かった先は、屋上だった。


「君は、イクシルの加護を受けたのか?」

「……それをどうしてしっている?」

「みればわかる。
 魔力が桁外れに違うからな」

「フレイの化身と言うのは本当のことなのか?」

「柊から聞いたか……
 なら、話は早い。
 君にもこれを渡しておこう」


零は、そう言って時計を余に渡した。


「これは?
 悪の探知機だ。
 今は、柊だけと僕たち一部協力者だけが、戦っている。
 今は人手不足なんだ」

「余にも悪と戦えと?」

「簡単に言えば、そう言う意味だ」

「いいぞ?
 余も毎晩修行しているからな……
 多少の戦力にはなるだろう」

「感謝する」


零は、そう言って頭を軽く下げた。
悪退治、余も協力しなくてはな……


※この物語は、フィクションです。

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