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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

2月10日


昨日の夜。

零から貰った探知機が、鳴り響く。
探知機が示す場所に向かうと犬がいた。


「犬コロか……」

「なんだ……男か」


犬が返事した。


「犬コロが、喋った……」

「我を犬と呼ぶな」

「犬コロは、犬コロだろ?」

「我を誰だと思っている!?」

「犬だろ……?」

「我が名はアスペルガー!
 テオス軍の兵なるぞ!」


アスペルガーは、余を睨みつけた。


「テオス軍……?つまり悪か……?」

「悪ではない、テオスだ!」


アスペルガーは、口から火の玉を吐き出す。
余は、それを避ける。
避けることを予測してか、アスペルガーは、余に飛びついてきた。

余は、飛びついてくるアスペルガーを蹴りあげる。

そして、呪文の詠唱をはじめる。


「土頓!」


土の突出した刃によりアスペルガーを串刺しにした。


「その程度で余を倒せると思うな犬コロよ」

「ククククク。
 この程度で我を倒せると思ったのか?」

「……」


アスペルガーは、体を霧状にして姿を消し、別の場所に現れる。


「さぁ、これから一方的な殺人ショーの始まりだ!」


アスペルガーが、高笑いをあげながら余に襲い掛かってきた。


「その程度か……
 雑魚よ、神の名を名乗るでない」


余は、氷結の魔法を唱え、アスペルガーを氷漬けにした。
凍れば、体を霧状にすることは出来ないだろう……


「……」

アスペルガーは、何も答えない。


「粉砕!」


余が、指をパチンと鳴らすと氷は粉々になりそして、アスペルガーを絶命させた。

探知機を確認すると悪の反応は無くなっていた。
複数あったが、他の奴が倒したのだろう。

にしても、あれは雑魚で複数いるのだろう。
恐らくいくらでも増やせる雑魚だ。
面倒なことになってきてるな……


※この物語は、フィクションです。
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