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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

2月11日


今日は、亜金たちと待ち合わせをしてイオンと言うスーパーに行ってきた。

枚方市駅で待ち合わせ。

いつもの通り余が一番。
余は、何事も一番でないと気がすまない。

次に亜金がやってきた。
なんと亜金のヤツ、30分前に到着した。
余は、32分前に到着。
ギリギリ余が勝った。


「大主君早いね」

「余は、何事も一番でないと気がすまない」

「そっか」

「玉藻は、一緒じゃないのか?」

「玉藻は、もうちょっとしたら来るよ」

「うむ」

「そっちこそ、柊さんと一緒じゃないの?」

「万桜は、居るぞ」

「え?」


余は、にんまりと笑い、指をさした。
余が指差す方には、万桜が居て亜金の視線に気づくとすぐに姿を隠した。


「あれ?どうして隠れるんだろ?」

「たぶん、『デートは5分遅れに来る』とか言う考えを持っているのだろう。
 アイツ、俺が来るよりも先にあの場所にいたぞ」

「そうなの?」

「ああ。
 だが、目的地に早く到着しているのは余だから余の勝ちだ!」

「そ、そうだね……」


亜金が苦笑いを浮かべる。

万桜は、ため息をついた後こちらに来た。


「な、なによ……
 貴方たち早いじゃないの」

「お主もな」


万桜は、顔を真っ赤にさせてそっぽを向いた。


「お前ら、相変わらず早いな!」


クロと遊楽が、目を丸くさせてやって来た。


「主もな」

「……って、もしかして私がどべか?」


玉藻が、申し訳なさそうに現れる。
時計を見ると15分前。


「待ち合わせよりだいぶん早い。
 揃ったことだし行くか?」

「んだな」


クロが、頷くと俺たちは、イオンに向かった。

イオンの中では、笹鈴と来栖を見かけたがそっとしておいた。
折角のデートだ。邪魔しちゃ悪い。

こうして余たちの平穏な買い物は終わった。
来週は修学旅行だ。
楽しみだ!


※この物語は、フィクションです。

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