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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月1日


亜金は、学校には来ていない。
玉藻に尋ねると家にも帰ってきていないらしい。
亜金、主は死んだのか?


余は、心配になってきた。
授業中、神の目を使って亜金の存在を確かめようと試みたが、見えることはなかった。

余の心配をよそに授業は、どんどん進んでいく……

それでも、余は何度も何度も神の目を使った。

17回神の目を使った時だった、教室にガラスが割れる音が響いた。


「なんだ?」


余は、その音がした方に目を向けた。


犬が居た。
この間、現れたアスペルガーとか言う喋る犬だ。


「犬……?」


クラスの1人が、首を傾げる。


「可愛くない……」


真由が、小さく呟く。
すると犬は、真由の方に走り寄る。


「娘よ?
 我が可愛くないだと?」

「あ、喋った……?」

「娘よ……」

「な、なに?」

「犯してやろうか?」


余は、真由が返事する前にアスペルガーを蹴り飛ばす。


「喋る犬よ、何が目的なのだ?」

「今日は、白銀様の命により宣戦布告に来た。
 明日、我らは主たちを襲撃する」

「主らの目的はなんだ?」

「さぁな……
 それは、我が知ることではない」

「……」

「我は、この戦争に勝てば、女子を犯し放題食い放題と聞いたのでな、参加しているだけだ」

「まるで獣だな」

「ああ、獣だよ!」


アスペルガーは、そう言って余に向かって走ってくる。

万桜が、それを音々斬丸で、2つに斬った。
斬られたアスペルガーは、燃え灰になった。

この戦争、勝てるのか?
アスペルガーにでさえ、勝つことが出来ない余たちに勝算はあるのか?

この物語は、フィクションです。

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