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ジンクス [告知]

 僕には、こんなジンクスがある。


好きになった人は、僕以外の人と幸せになる。


こんなジンクス。
欲しくは無い。
だけど、これは紛れも無い事実。

そして、その人の幸せにも期限がある。

僕が、好きではなくなった時、その人の幸せは、終わりを迎える。


だから、好きな人には、幸せにもなって欲しい。

だから、今、僕の好きな人は、もう4年程変わっていない。

その人の涙を見たくないから……


だけど、そんな僕の目の前に、一人の少女が、現れた。

そして、少女にもジンクスが、あった。

心から人を好きになれは、その好きな人が死ぬ。


そんなジンクス。


僕は、少しずつその少女の事が、気になりはじめてる。


僕は、その少女が好きなのかも知れない。




そしたら、少女は、誰かを好きになり、その好きな人が、死ぬかも知れない。

僕と彼女のジンクスは、どちらが強いのだろうか……


それは、まだわからない。

解っているのは、僕は、彼女が好きと言う事実だけだ。


ジンクス



しばらく放置していましたが、書き始めました。

よろしければ読んでください><

かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月23日


今日は、久しぶりに学校に行った。
今日は、終業式。

無駄に長い校長の話も、今日ばかりは名残惜しい。


校長の話が終わると余は、教室に向かった。


「神様、どっか行っちゃうの?」


真由が、目に涙を浮かべて余に近づいてくる。


「耳が早いな……
 昨日、万桜ちゃんから聞いたの……」

「万桜のヤツ……」

「ねぇ、何処に行くの?」

「天国」

「へ?
 死んじゃうの?」

「いや……
 遠い場所に行くと言うたとえだ」

「天界へ戻っちゃうの?」

「ああ……」


そうか、真由は知っているのだな。
余が、神であることを……


「……どうしても、帰らなくちゃダメ?」

「ああ。
 黙って、こっちに来たからな、昨日、父上殿に説教された」

「神様にもお父さんがいるんだ?」


真由が、小さく笑う。


「そりゃ、いるさ……」

「どんな人?」

「とっても強くて怖い方だ」

「そっか」

「お母さんは、どんな人?」

「そっちは、あんまり詳しくないんだ。
 小さいころに数回会ったきりで、最近は会ってない」

「そっか……」


真由が、寂しそうに笑う。


「……ああ」

「ねぇ、神様」

「うん?」

「今日から暫く、ウチに来ない?」

「どうしたんだ?」

「天界にまで帰る少しの間に、現世での楽しいことをいっぱい経験しようよ」

「……それは、ありがたいがいいのか?」

「……うん。
 クロ君たちを呼んでさ、明日の夜パーティーとかやろうよ」

「でも、それは、主の家の迷惑になるのでは?」

「もう了解を得たよ」

「そうか……
 なら、言葉に甘えよう」

「うん!」


真由が、嬉しそうに笑う。
そうか、この笑顔ももう少しで見れなくなるんだな。


※この物語は、フィクションです。

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