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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

3月25日


「私も呼ばれてよかったの?」


のんこが、顔を少し赤くして真由の方を見る。


「はい!
 のんこ先輩も神様のお友達ですから!」

「ありがとう」


のんこは、ニッコリと笑いお辞儀した。


「いやー
 美女の巫女服ってのは、萌えるね」


空猫が、扇子を口に当てて答える。


「空猫先輩、セクハラですよ?」


ミリカが口を尖らせる。


「セクハラついでにさ……
 巫女さんって、下着をつけてないってホント?」

「じー」


真由が、純粋無垢な目で空猫を見る。


「ご、ごめん。
 今のは聞かなかったことにして……」


空猫が、一歩退く。


「向こうは、賑やかね」


万桜が、余に話しかける。


「そうだな……」

「きちんとお別れの言葉、いってあげるのよ?」

「わかっておる。
 真由には世話になったからな……」

「……うん」

「万桜は、どうするのだ?」

「私は、残るわ。
 悪は、まだ残っているから……
 私は、それを倒さなくちゃ……」

「メールしたら返事をくれるか?」

「当り前じゃない」

「……神様は、やっぱ神様なのか?」


クロが、余に尋ねる。


「気づいていたか……
 余は主たちの正体に関しては全くわからなかったが……」

「俺は、クロ。
 魔界の王、ルビーアイの息子だ。
 ちなみにシロっていたろ?あれが俺の姉だ」


クロが、そう言うと遊楽が次に答える。


「俺ァ、遊楽。
 魔族の1人。世間一般では、魔王の執事と言われている」


遊楽が、そう言ってニッコリと微笑む。


「悪を倒すには、十分か……」

「俺らもメールをくれたら返事を出すぜ?」


クロと遊楽が、そう言ってくれた。
余には、友達が出来たんだな。


※この物語は、フィクションです。


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