SSブログ

亜金友人帳 [亜金友人帳]

2012年5月30日


「魔王?」


俺は、思わず声を出してしまった。


「神様も召喚できるようになります」

「へぇー
 って、召喚するだけなんですか?
 それって、友人帳の効果と重複するんじゃ……」

「そうです。
 召喚士の能力が無い限り友人帳の力をを100%使いこなすのは不可能です。
 友人帳の恐ろしい力は、召喚させたモノの力を自分の力にすることができることです」

「それって、ゲームとかに出てくるシャーマンみたいなものですか?」

「流石坊ちゃまのご友人。
 勘が鋭いですね……」

「そ、そうなのか……
 なんか現実離れした世界で理解できないな……」

「そうですね。
 友人帳は持ってきていますか?」

「あ、はい」

「出してください」

「え?」

「大丈夫です。
 奪ったりはしませんから……」


葛城さんが、ニッコリと笑う。
ウソは言っていない。


俺は、カバンから友人帳を取り出す。


「誰かの名前は、書いていますか?」

「はい、1人だけ名前を書いています」

「じゃ、友人帳を持って、その人の名前を念じてください」


俺は、言われるがままに玉藻の名前を念じた。

すると友人帳が、輝きだす。

すると玉藻が、目の前に現れた。


「亜金、お前……
 友人帳を使ったのか?」


玉藻が目を丸くさせ驚く。


「うん」

「すごいじゃないか……」


玉藻が、ニッコリと笑う。


「次は、玉藻さんの力を使う練習です」

「どうやるんですか?」

「玉藻さんの武器は、尾の7つの剣。
 それをイメージするのです」


葛城さんが、そう言ったので俺はあの戦闘シーンをイメージした。


※この物語は、フィクションです。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。