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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年06月19日


目が覚めたら美穂の姿は、何処にもなかった。

時計を見ると朝の9時を過ぎていた。

あぁ……
仕事に向かったんだな。

俺は、ため息をついた。


「ため息をつくと幸せが逃げちゃんだよ?」


歩ちゃんの声が聞こえた気がした。
辺りを探してみたけど姿は見つからない。


そう言えば、手術をするってこの間千春ちゃんが言っていたな。
成功したのかな?


俺は、病室を出た。

学童が、あるんだよな……
そこに顔を出してみるか……

学童に向かったら昨日来ていた、元太君や充君達が授業を受けていた。
俺は、その風景を窓越しに見ていた。

するとそれに気がついたのか、女教師がこちらを見た。
そして、ゆっくりとこちらに歩み寄る。


「何か御用ですか?」

「いや、なんでもありません。
 歩ちゃんって子が、遊びに来てほしいと言っていたので遊びに来ました」

「歩ちゃんのお知り合い?
 歩ちゃんは、今、病室に居ますよ?」

「手術は、成功したのですか?」


女教師は、首を横に振った。


「今は、なんとも言えません」

「そうですか……」


女教師は、ため息をついた。


「って、貴方は誰ですか?
 あまり見かけない顔ですが……
 もしかして、ロリコン?」


女教師の顔が、青ざめる。


「俺は、この病院の入院患者です」


ロリコンかどうかは否定できない。
俺は、小柄な女性が好きだし……


「あ、患者さんですか……?」

「あ、そうです」

「見かけない顔だったので、すみません」


女教師は、申し訳なさそうに謝る。


「いえ、気にしないでください」

「あ、私は、この病院で院内学級の教師をやっている西田 はるかです。
 みんなからは、はるか先生と呼ばれています」

「あ、俺は、詩空亜金です」

「はるかせんせーい」


生徒が、はるか先生を呼ぶ。


「で、では、私は授業があるのでこれで……」


はるか先生は、授業に戻った。
うん。俺も病室に戻るか……


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6月19日 [日記]

6月19日

今日は、脳の病院と心療内科に行きました。


脳の病院では、首の骨が、前に出ているのと脳の血管に動脈硬化が、来ていること、脳に腫瘍らしきものが、あることを言われました。


ただ心療内科では、異常無しでした。


ただ脳に出来ている腫瘍に関しては、少し心配だそうですが、手足の痺れの原因では、ないそうです。


とりあえず、阪大病院でも、診断を受けた方がいいそうです。


脳の腫瘍が、新しく出来たか調べる必要が、あるそうです。


なんにもなくて、安心したような。
なにもでなくて、辛いような……

微妙な感じ……


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