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真・ゲルマニウムの破壊力 [トリックスター]

おそいとやつらがくるぞー

ごーごーとおとをならし

しゅくだいはじかんまでに

できないとじぇっとでとんでー

しんげるまにうむ。

かきんよりおそい

なんのためのいべんと?

なんのためのくえすと?

きちくだよ

びたみん。

なかなかでなかったよびたみん。


何が言いたいかというと……

真・ゲルマニウム。


遅く感じる。


とても遅く感じる……


来週のメンテで、俺の足の遅さは比較的にアップするでしょう。


しくしくしく(ノ_・。)

ねぇ、今どこにいるの?(自宅篇) [ちょっとホラー]





てる?




いは




には





だよ?




いは



えに



んだ。


彼女との出会いは、ちょうど1年前の夏。

出逢ったばかりの彼女は、まるで人形。
物静かで優しく暖かい。

そんな彼女に恋心を抱くのにさほど時間はかからなかった。

考えるのも毎日。
思うのも毎日。

僕の頭は、彼女のことばかり。
だから、勇気を出して……
今までにない勇気を振り絞って僕は、彼女に告白した。
すると彼女は、僕の告白をあっさりと受け入れてくれた。


「ずっと一緒にいること」


それが、彼女が出した僕への条件だった。


楽しい夏がはじまる。
楽しい思い出がはじまる。


だけど、そんな僕の思いとは裏腹に彼女は僕の前から姿を消した。

初めての恋。
遅すぎた初恋。

初恋は、叶わぬモノ。


そうわかっていても心で理解するのには時間が、必要だった。

なんとか立ち直りかけた時。
携帯に一本の電話が掛かってくる。


「ねぇ、今どこにいるの?」

「今、家にいるよ?」


ツーツーツー


電話が切れる。
今になってどうしたんだろう?


次の日も、その次の日も、彼女から電話があった。


「ねぇ、今どこにいるの?」

たったその一言。
それだけを言い残し電話が切れる。


胸騒ぎがした。
彼女の名前と連絡先。
そして、写真を持って警察に向かった。
すると警察の人が、不思議そうに首を傾げる。


「あれ?
 この方、先月に自殺しているわよ?」


僕は、耳を疑った。


「でも、昨日、彼女から電話があったんです」

「誰かのいたずらじゃないかしら?」


警察の人は、そう言って苦笑いを浮かべた。

僕は、ショックだった。
誰も居ない家に帰り、洗面所で顔を洗う。


携帯が鳴る。
彼女からだった。


「ねぇ、今どこにいるの?」

「いいかけんにしろ!
 君は、誰なんだ!」


ツーツーツー

電話が切れる。

僕は、背後が気になって振り向いた。
誰も居ない。

前を向く前に、ふと視線が気になった。

上……

そう視線は、背後ではなく上から感じた。

僕は、ゆっくりと視線を上に上げる。
するとそこには、彼女がいた。

ニヤリと笑う彼女が……

そして、彼女の髪が僕の首に絡みつく。
僕の意識が遠くなる……

薄れゆく意識の中、彼女の声が耳に入った。


「ずっと一緒にいるからね」

まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年07月13日


曇り。
13日の金曜日。
子供たちは病院内で怪談話をしている。

よりによって俺の部屋で……

カーテンを閉め。
電気を消して、部屋が薄暗い。

どこからもってきたのか、ロウソクを持ってきたのでそれは、俺が没収した。

1人1人が、怖い話をしているのだけど全くもって怖くない。
学校に花子さんがいるとか、二宮金次郎が、毎晩グラウンドを走っているとか……
そんな感じの話だ。


「亜金さん」


充君が、真面目な顔で俺の方を見る。


「どうした?」

「亜金さんも、何か怖い話をしてくださいよ」

「怖い話と言ってもなぁー」

「この中で唯一、学校を知っているのは亜金さんだけなんです。
 是非、何か怖い話をしてください」

「唯一って……
 充君たち学校は行ったことないの?」

「本当なら今年から1年生なのですが……
 学校って行ったことないんです」

「そうなのか……」


なんか、胸が熱くなった。


「そうだな……
 恐怖の餃子ってのは、どうだ?」

「それって、フタに餃子がついていたってヤツか?」


元太君が、目を細めて言う。


「知っていたか……」

「お兄さん、もっとないのー?」

「あんま怖い話は知らないんだ……」

「じゃ、学校の思い出話とかしてほしいな」


歩ちゃんが、そう言うと俺は、頭を悩ませた。


「そうだな……
 小学校の頃の話でもしようか……」

「聞きたい!」


歩ちゃんが、嬉しそうに笑う。
俺は、小学校の頃の話をした。


萌ちゃんの話。
太郎の話。
小太郎の話。


色んな話をした。
最初は、興味なさそうに聞いていた隼人君も耳を傾け聞いている。
愛ちゃんも楽しそうだ。


子供たちが喜んでいる。
学校の思い出話で、こんだけ盛り上がるんだから実際に学校に行ったら楽しいんだろうな。

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