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悪夢 [亜金のお薬メモ]

最近、毎日のように同じような悪夢を見る。

トラムセットを飲みだしてからこんな感じ……


寝ている足をずっと引っ張られていくような感じ……
引っ張られたくないとシーツを掴んでいるんだけどシーツのきゅるきゅる音が耳触り。

目を開ければ止まるんだけど、目を閉じればこの悪夢が続く。


100%霊的なモノではないと思うけど……


この夢、結構つらい。

寝た気になれない……
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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年10月20日


今日は、土曜日。
いつもなら、子供たちで賑わう俺の部屋……
今日も、隼人君と愛ちゃんしか来ない。


「元太君は、そっちには、遊びに来ているの?」


俺は、隼人君に尋ねてみた。


「充君んが亡くなってからは、来てないよ」


隼人君が、首を横に振りながら答える。


「そっか……
 歩ちゃんは、元気にしてる?」


俺は、愛ちゃんに尋ねる。

愛ちゃんは、辛そうな顔をして首を横に振る。


「じゃ、3人で行くか……」

「行くって何処へ……?」


隼人君が、目を細める。


「歩ちゃんの病室へ……」

「そう……」


彼方君が、ゆっくり立ち上がると愛ちゃんも立ち上がった。


「案内よろしく」


俺は、そう言うと2人は、俺を歩ちゃんの病室へと向かった。
歩ちゃんは、大部屋。
何人かの子供たちもいたが、知らない子供たちばかりだった。
その中で、1人、横になっている女の子がいた。


「歩ちゃん……」

「あ、お兄さん」


歩ちゃんは、辛そうに体を起こす。
眼の下にはクマが出来ている。
朝食には、手はつけていない。


「歩ちゃん、ごはん、今日も食べてないの?」


愛ちゃんが、心配そうに尋ねる。


「食欲ないんだもん」

「眠れてるか?」


今度は、俺が尋ねる。


「眠るの怖いんだもん」

「怖い?」

「眠ったまま起きれなかったらどうなるの?
 死ぬんだよ?私、死にたくないよ」

「大丈夫だから……
 少し休んだ方が良いよ。
 んで、ご飯は食べよう」

「でも……」

「人間、飲まなくても食べなくても寝なくても死んじゃうんだ。
 少しでも生きたかったら食べよう寝よう」

「お兄さんが、そう言うのなら……」


歩ちゃんは、朝食に手を付けて全て食べた。


「偉いぞ」


俺は、歩ちゃんの頭を撫でた。

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