かきーん

フェリシダ・クローバリング


欲しさに1000円課金しました。



これで、26日の定期メンテナンス時に貰えるはず……


ってか、水曜日に定期メンテナンスなんですね。


1000円でアクセが貰えるとかハッピーですね。


3000円の間違いでしたとかなりませんように……

タグ：フェリシダ・クローバリング 亜金 トリスタ トリックスター

ギフト（小説）

2012年12月06日

晴れ。
木曜日だ。


「亜金君、今日も来てくれたんだー」


俺が、喫茶萌萌に入るとそこのマスターである萌ちゃんが迎え入れてくれる。


「うん。
　いつものヤツ頼む」

「はいはい。
　いつものね♪」


萌ちゃんが嬉しそうに笑う。


「私もいつものを頼む」

「うん♪
　玉藻ちゃんもいつものね」


萌ちゃんは、そう言うと手際よく準備を始めた。

萌ちゃんは、俺にはコーラーを玉藻にはキューピットを頼んだ。


「そんなグロテスクなものよく飲めるね……」

「キューピットは、70年代を代表する喫茶店飲料！
　カルピスをコカ・コーラで割り、さらにクラッシャーアイスをぎっしり入れ、レモンの輪切りを一切れ浮かした、甘く冷たい飲みものだ！
　コーラとカルピスの混ぜ具合の黄金比！私も数多くのキューピットを飲んだが、ここのキューピットが一番美味い！」

「でも、大阪歯科医師会からのクレームで、90年頃までには大阪市内全域の喫茶店メニューから消滅したらしいんだろ？
　なんか歯のエナメル質だっけ？それがダメになりそうな感じがするからという理由で……」

「美味ければそれでいいのだ！」

「んで、情報は集まったんっすか？」


太郎が、苦笑いを浮かべながら俺に尋ねる。


「いや、情報はそんなに集まってない」

「そんなにというか……
　犯人の目撃証言0だな」

「そうなんっすか？」

「ああ。
　だか、犯人の目撃証言は0だが、被害者の目撃情報はあった。
　女性の服が突然破れ、見えない何かに抵抗しそして乱暴されている。
　その後、突然倒れる。
　亡くなった人は、失血死だったり暴行によるショック死だったり色々だ」

「難しい事件っすね」

「だが、犯人の能力はわかった気がする。
　犯人は、若い女の人の血を代価に透明になる能力を使っている。
　何人も被害にあっている女性がいることから、永続的能力じゃないだろう。
　相手は間違いなく、ルシファーだな」


ルシファー。

故意的に何かを失い（あるいは与え）、力を得た人のこと。


「そこまで、わかるんっすね」

「前にGジェネをクリアした時に、“ニュータイプ”の能力を手に入れたからな！」

「なんか、そのセリフ……
　亜金さんの能力を知らない人が聞いたら結構痛いっす……」


太郎が苦笑いを浮かべる。
まぁ、痛いとか気にしないことにする。