ギフト（小説） [ギフト（小説）]
2012年12月30日
日曜日。
雨です……
忘年会のバーベキューパーティーは中止になりました。
今は、みんなで焼肉パーティーです。
場所は、焼肉屋です。
ココ編集部には、凄い人がいます。
突然大人数で訪ねて、突然お願いして……
すんなりとOK貰える……
お金は包んでいないと思う。
材料費とか、飲み物とかもう用意してある……
なので、提供してもらうのは七輪とかそんなの。
もうみんな飲みに飲んで呑まれて呑んで。
朝の10時から飲みはじめて4時間。
みなさんすっかり出来上がっています。
「コラ、亜金！
飲んどるかぁー？」
ここにも1名呑まれている人がいる。
「杉浦さん飲み過ぎですよ」
「なんや！
亜金！アンタが飲んでいるのは、コーラーやないか！
誰かー！亜金にジン！
ジンを持ってきたって！」
杉浦さんが、叫ぶ。
俺は助けを求めようと玉藻の方を見る。
が……
ココ編集部の男子社員に囲まれて柄にもなく照れまくっている。
お酒も飲んでいるようだ。
主人が酒を飲めない体なのに玉藻は飲むのか……
別にいいけど……
「コラ！亜金！」
杉浦さんが、俺の隣に座る。
「ええか？
こういう時は、飲むんや！
酒は飲めなくても呑まれろや！
男やろうが！」
「色々間違っている気が……
俺、高血圧なんでお酒ダメなんですよ……」
「あかん！
お酒は飲めなあかん！
飲んで飲んで♪
飲まれて飲んで♪
飲んで飲みつぶれて♪
眠るまで飲んで♪
やがて男は♪
静かに眠るのでしょう♪」
杉浦さんが歌い出した。
結構古い歌だ……
ちなみに河島栄五さんの【酒と泪（なみだ）と男と女】と言う歌……
「俺は、酒を飲むと静かに眠りますよ？
永遠に……」
「じゃ、ウチが解剖したる！」
「か、解剖？」
「あかん……
あかん……
あかんで！あかんで！亜金！
ここは……『それは、解剖やのうで介抱や！』ってツッコマなあかん！」
「え？」
「亜金も、そんなんやから女を抱けんのや！
さぁ、飲め！飲むんや！亜金！
飲まないんやったら口移しやー」
こうして、俺のファーストキスは杉浦さんに奪われた。
俺の初めてのキスは、アルコールの味でした。
日曜日。
雨です……
忘年会のバーベキューパーティーは中止になりました。
今は、みんなで焼肉パーティーです。
場所は、焼肉屋です。
ココ編集部には、凄い人がいます。
突然大人数で訪ねて、突然お願いして……
すんなりとOK貰える……
お金は包んでいないと思う。
材料費とか、飲み物とかもう用意してある……
なので、提供してもらうのは七輪とかそんなの。
もうみんな飲みに飲んで呑まれて呑んで。
朝の10時から飲みはじめて4時間。
みなさんすっかり出来上がっています。
「コラ、亜金！
飲んどるかぁー？」
ここにも1名呑まれている人がいる。
「杉浦さん飲み過ぎですよ」
「なんや！
亜金！アンタが飲んでいるのは、コーラーやないか！
誰かー！亜金にジン！
ジンを持ってきたって！」
杉浦さんが、叫ぶ。
俺は助けを求めようと玉藻の方を見る。
が……
ココ編集部の男子社員に囲まれて柄にもなく照れまくっている。
お酒も飲んでいるようだ。
主人が酒を飲めない体なのに玉藻は飲むのか……
別にいいけど……
「コラ！亜金！」
杉浦さんが、俺の隣に座る。
「ええか？
こういう時は、飲むんや！
酒は飲めなくても呑まれろや！
男やろうが！」
「色々間違っている気が……
俺、高血圧なんでお酒ダメなんですよ……」
「あかん！
お酒は飲めなあかん！
飲んで飲んで♪
飲まれて飲んで♪
飲んで飲みつぶれて♪
眠るまで飲んで♪
やがて男は♪
静かに眠るのでしょう♪」
杉浦さんが歌い出した。
結構古い歌だ……
ちなみに河島栄五さんの【酒と泪（なみだ）と男と女】と言う歌……
「俺は、酒を飲むと静かに眠りますよ？
永遠に……」
「じゃ、ウチが解剖したる！」
「か、解剖？」
「あかん……
あかん……
あかんで！あかんで！亜金！
ここは……『それは、解剖やのうで介抱や！』ってツッコマなあかん！」
「え？」
「亜金も、そんなんやから女を抱けんのや！
さぁ、飲め！飲むんや！亜金！
飲まないんやったら口移しやー」
こうして、俺のファーストキスは杉浦さんに奪われた。
俺の初めてのキスは、アルコールの味でした。
