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ネガティブ男とボジティブ女 [ネガティブ男とボジティブ女]

10月31日


今、俺は、温かいベッドで横になっています。
これは、昨日の夜の事。
行く所が無い俺は、無意識のうちにあのマンションの屋上で、星を眺めていました。



「やっぱりここに居た。」


はるかさんの声が、後ろから聞こえました。


「はるかさん?」


俺が、振り向くとそこには、パジャマ姿のはるかさんが居ました。
足を見ると裸足でした。


「どうしてここに?」

「“どうして”じゃないわよ!」

「あんなのを残しておいて!」


はるかさんは、じっと俺の目を見ている。
そして、ボロボロと涙を零し、俺の胸に飛び込んできました。


「どうして、私から離れようとするの?
 パパもママもお兄ちゃんも……
 そして、貴方まで……」

「俺は……
 俺が、傍に居るとはるかさんが傷つく……」

「え?」

「だって、ずっと後悔してるんだろ?
 俺の両親が死んだ事……」

「私は、傷ついてなんかいない!」

「……」


俺は、何も言えませんでした。


「戻って来て……私の元に……
 貴女の望む事、なんでもするから……」

「わかった……」


俺は、頷くとはるかさんの体を抱きしめた。
冷たい風が、俺達を包み込む。
でも、はるかさんの体は温かく、寒さなんて感じなかった。

だけど、俺の頭は痛かった。
俺の体が、ゆっくりとはるかさんの体にもたれかかる。

そして、俺の意識は、そこで途切れた……

気がついた時、俺は、病院のベッドの上に居ました。

頭の痛みが消えません。
俺は、明日、27歳の誕生日を迎える。
その日、とんでもない宣告を受けるなんて考えても居なかった。

物語は、『余命宣告』へと続く……



※この物語はフィクションです。

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10月30日


結局、アパートは見つかりませんでした。

貯金無し、仕事も無し。

こんな俺に貸してくれるアパート等はありません。
なので、昨日の夜は駅のホームで、眠りました。

雨も降ってましたしね……

と言うか、台風が近づいていますね。
駅のホームは、とっても寒いです。

仕事、探さなきゃいけません。
携帯の充電は、いっぱいあります。
今は、ネットカフェに居ます。
よくよく考えれば、ネカフェで眠ればよかったかな?

まぁ、いいや……
もう、会う事が無いけどはるかさん早く治ると良いな……

俺が、傍に居ればはるかさんは、傷つく。
だから、俺は、はるかさんの傍から離れなければいけないんだ……


俺は、溜息をした後、マクドに向かいました。
100円マックは、貧乏人には優しいです。

俺は、マクドナルドの中でソーセージマフィンをコーヒーで、頂いています。
美味しいです。

明日で、10月も終わり。
10月が終わると言う事は、俺が27歳になると言う事……
歳は、とりたくはないです。

そんな訳で、今日は書く事がないので明日へ続く。


※この物語はフィクションです。

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10月29日


昨日の夜。
はるかさんは、目を覚ました。
はるかさんは、俺の顔を見る途端、わんわんと泣きだした。
疲れているのでしょう。
俺は、はるかさんの体を抱きしめる事しか出来ませんでした。

はるかさんは、「ごめんね」とずっと謝り続けていた。
はるかさんは、悪くない……
そう、何も悪い事なんて、一つもしていない……
はるかさんは、暫く泣き続けるとまた眠りについた。

俺は、ここに居ない方がいいのかもしれません。

なぜなら、俺がここに居ると俺の両親の事を思い出してしまうでしょう。

だから、はるかさんが眠っている間に、俺は手紙を書いた。


社長秘書だから、辞表でいいのかな?
それとも一般社員だから退職願いなのかな?


俺は、そんな事を考えながらコンビニで便箋と白い封筒を買った。

そして、俺はその便箋に退職願の文章を書いた。

正直、俺は、この仕事を辞めたくない。
だけど、俺が居るとはるかさんが辛くなる。
それなのなら、俺は、居なくなる方がいいんだ……


俺は、便箋を白い封筒に入れた。

もう、会う事はないだろう。


「ありがとう、はるかさん」


俺は、そう呟いてから病室を去った。


さて、これからどうするかな……
あ、荷物は、どうしよう……

まぁ、いっか……

俺は、まぁ、自殺はしない。
それをすると、またはるかさんが、罪悪感に塗れるだろう。
それだけは、避けたい。
だから、俺は生きるのだ。
とりあえず、アパートを探そう。


物語は明日へ続く

※この物語はフィクションです。

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10月28日


今日も寒いですね。
寒さで目が覚めました。

俺は、はるかさんと同じ部屋で眠りました。
ベッドは、違います。

はるかさんの個室に布団を敷いて眠りました。
俺は、家に帰った方が、いいのかと思ったのですが……


「この子が、起きた時、誰も知ってる人が居ないと不安になるだろうから……」


と、看護婦さんに言われたので俺は、はるかさんと同じ部屋で眠ったのです。
はるかさんは、一日目を覚ましません。

医者の言うのには、過労だそうです。


はるかさん、無理してたからな~~


少し心配ですが、今は、ゆっくりと休んで欲しいと思います。

俺は、どうすればいいのだろう……
仕事の指示は、はるかさんから受けていた。
だから、今日、なんの仕事をすればいいかわからない。

なので、会社に電話をしました。
すると、「副社長の傍に居てやって欲しい」と言われました。

だから今は、はるかさんをじっとみている。

一向に目を覚ます気配がありません。


よっぽど疲れているのでしょうか……


俺は今、気になる事が一つある。


はるかさんの両親が、一度もお見舞いに来ていない事だ。
普通、1人娘が倒れたと聞いたらお見舞に来ると思うのですが……
はるかさんには、悪いけど。

俺は、はるかさんの父親、つまり社長に電話する事にした。

俺の携帯から、社長に電話をかけた。


「もしもし。
 君は、誰だい?」


社長の声は、思ったより優しい声だった。


「あの俺、亜金と言います」

「あ、娘と同居している子だね?
 娘から話は聞いている」

「あの……
 はるかさんが、倒れたのですが……」

「ああ。
 聞いている」

「お見舞いに来ないのですか?」

「私達は、娘に嫌われていてね。
 それに君が居るからね。
 娘をよろしく頼む。
 では、私は、忙しいので電話を斬るね?」

「あ、ちょっと……!」


ってな感じで電話が切れた。

この眠り姫は、いつ目が覚めるのだろうか……?


明日へ続く

※この物語はフィクションです。

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10月27日


最近、一気に寒くなりましたね。
皆さん風邪などは、ひかれていませんか?

今は、物語のシナリオを書いています。


「ナヤトレイ~ひとりぼっちの女の子」


だいたいが書けました。
内容は書けません。

これは、守秘義務ってやつです。

でも、ま……
時間に余裕が出たら公開します。


んで、はるかさんですが、とりあえずは元気です。

11月から一気に忙しくなるみたいです。
何本か、シナリオを書いて、バグチェックも沢山やって以来先に訪問しなければなりません。


この先、どうなるのかな?


それは、誰にもわかりません。

頑張らなくちゃ。
頑張らなくちゃ。
頑張らなくちゃ。


今、物凄く楽しいです。

色んな仕事をやって色んな経験をして、自分が少しずつ成長している。
それが、自分でもわかる。
それが、物凄く楽しい。

明日の自分は、何してるのだろう?
そんな事を考えていた時、事件は起きた。

はるかさんが、倒れた。
さっき元気だって書きましたが、このブログを書いている最中に倒れたのです。
救急車を呼んで、救急車に運ばれました。
俺もそれに付き添いました。

はるかさんは、今診察中です。

はるかさんに何が起きたのでしょう?

明日へ続く

※この物語はフィクションです。
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