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小説:片思い~ずっと好きと言えなくて~ [小説:片思い~ずっと好きと言えなくて~]

1月21日

今日は、なんか疲れました。
仕事がとても疲れました。

今の仕事、プレッシャーだけは、掛けてくるんですよね。
そんな事を、由香さんに愚痴ってしまいました。
はい、昨日も由香さんの部屋で、お泊りコースです。
今日もそんな感じです。

すると、由香さんは、怒るもなく褒めるもなく。
こんな提案をしてくれました。


「日曜日になばなの里に行ってみない?」

「日曜日?」

「うん♪♪
 私も亜金君も今度の月曜日は、お仕事休みでしょ?」

「うん」

「だから、行こうよ?
 なばなの里」

「……うん」

「きっと、いい気分転換になるから♪♪」

「電車で行くの?」

「私が車を運転する♪♪」

「由香さん、運転できるの?」


俺の問いに、由香さんは、親指をぐっと上にあげました。


「こう見えて私、ゴールドだよ♪♪」


俺もゴールドだけどね。
ペーパーだけど……

そう思ったけど、言わない事にした。

そんな事を言ったら、由香さんに運転をさせられそうだ……


「人生何事も経験だよー?
 亜金君も運転♪しよ?」

「え?」

「免許持っているんでしょー?」

「どうして、それを……?」

「ほら、やっぱり!
 女の勘は、凄いんだよー?」


由香さんは、そう言って笑いました。
でも、俺は、運転が出来ない理由を話しました。

目の病気なんですよね。
日常生活に問題はないのですが……
稀に視力が0になるんです。

そんな事を説明すると……


「大丈夫!
 私が、亜金君の目になるから!」


まぁ、いつもの通り、由香さんは、元気いっぱいなのでした。
明日へ続く♪♪



※この物語は、フィクションです。
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