SSブログ

小説:片思い~ずっと好きと言えなくて~ [小説:片思い~ずっと好きと言えなくて~]

3月18日


今日を乗り越えたので、明日から5連休です。

今日は、疲れました。

吉田さんは言いました。


今日と言う日が、そんな大きな一日とは思いません。
それでもやっぱり考えてしまう。
アー
この気だるさはなんだ?


今の俺の心情にぴったりです。


由香さんは、あの後からずっと元気が無いです。

家に帰ると食事を作っていました。


「ただいま」

「……おかえり」


どう接していいかわからない。
英字は、無邪気にこちらを見て笑っている。
英字を高い高いすると、英字はきゃっきゃっと喜ぶ。


「……」

「由香さんも高い高いしようか?」


俺は、さりげなく言ってみた。


由香さんは、首を横に振った。


「……いい」

「そっか……」

「どうして、怒らないの?」

「え?」

「私、亜金君に酷い事をしたんだよ?」

「気にしなくていい」

「気にするよ」


由香さんは、じっと俺の目を見る。


「じゃさ……」


俺は、さりげなく由香さんに近づき、由香さんの唇にキスをした。


「え?」

「これで、チャラ」

「あ……」


由香さんは、静かに涙をこぼした。


「由香さん、泣き虫だね」

「亜金君が、泣かしてるんじゃん」

「そっか……」

「そうだよ……」


由香さんは、そう言って苦笑い。

なんだろう。
この気持ちは……
俺は、由香さんと英字を守りたい。
心からそう思った。


※この物語は、フィクションです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。