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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

5月30日


台風ですね。
風が強い。
外に出れば女の子のパンチラでも見れるかと思い外を散歩する。
こういう時に限ってスカートの子、いないんですね。
なので、そのままフェアリーテイルへ向かう。
まぁ、都心に行けば居るかもしれないけど、そこまでの気力は無い。

今日は肌寒い。

肌寒いはずなのだが……


遙は、半袖だ。


「元気だな?」


俺は、遙に尋ねると遙は、軽く頷く。


「亜金、子供は風の子なんだぞ?
 元気いっぱいに決まってるだろ?」


うん。
久しぶりに生意気な遙を見た気がする。
だけど、なんか顔が赤い。

俺は、遙の額に手を当てる。
遙の額が熱い。


「銘さん、遙熱があるんじゃないか?」


銘さんが、慌てて遙の額に自分の額を当てた。


「ホントだ……」

「大丈夫だよ!
 子供は、風邪の子!」

「自分で風邪と認めたな?」


俺は、そう言うと遙の身体を抱き上げた。


「俺が、病院に連れて行きます」

「え?でも……」


銘さんが、うろたえる。


「銘さんと霞さんは、仕事があるだろ?
 この中で暇なのは、俺だけだから……」

「それじゃ、お願いできるかしら?」

「ああ」

「ちょっと待ってね。
 今から保険証を持ってくるから……」


銘さんは、そう言ってカウンターの奥。
つまり家の中へと入った。


「注射は、嫌だからな……?」


遙よ……
お前は、今もなお注射が怖いのか……?
って、俺も小学生高学年まで怖かったけどな。


「お前が良い子にしていたら、注射はないかもな」

「絶対だぞ?
 注射が、あったら泣くからな?」

「ああ」


俺は、後ろを振り向いた。
啓司さんを含め、他の刑事さんもついて来ている。


啓司さんすまないな。
今は、緊急事態。
外出させてもらうよ。


※この物語は、フィクションです。
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