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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

6月7日


まさか東京まで飛行機で行くとは思わなかった。
しかもファーストクラス。
色んなものがついてきた。

食事も無料で食べれる。
丁度昼時でお腹がしていたので、お肉を頼んだ。
そしたら、牛肉のステーキがやってきた。
美味しかった。
涙が零れるくらい美味しかった。


「そんなに美味しい?」


直美ちゃんが、そう言って、クスリと笑った。


「ああ。
 こんなに美味い肉なんて食べた事ないぞ?」

「……ウチの分も食べる?」

「ありがとう。
 でも、俺は小食なんでな、あんま食べれないんだ」

「そうなんだー」

「じゃ、今晩は、もっと美味しいお寿司をご馳走するよ」

「え?
 でも、そんな……
 こんなに尽くしてもらってるのに……」

「いいのいいの。
 マダオの面倒位私が見るから!」

「じゃ、お言葉に甘えるよ」

「うん、素直でよろしい!」


直美ちゃんは、胸をどんと叩いた。


ってか、この子は、本当に凄いよな。
女子大生なのに俺の月給の倍以上を日当で稼ぐ。
社長の孫だからとか関係なく、仕事ができるのだ。


「んでさ……」


直美ちゃんが、少し罰が悪そうに言葉を続けた。


「な、なにかな?」


嫌な予感が走る。


「マダオの後ろでプカプカ浮いている女の子は何モノ?
 人間じゃないよね?」


頭の中が真っ白になった。
この子も霊感あるんだ……


※この物語は、フィクションです。

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