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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

9月9日


今日は、曇。
夕方には、雨が降るらしい。


俺達は、旅に出る。


「どこにいくの?」

「それは、わからない。
 ってか、こっちでの会話はやめろ。
 俺が独り言を言っているみたいだろ?」

「大丈夫だよ」

「何がだ?」


千春が、歩きながら呟く。


「私、他の人にも見えるようになったから……」

「え?
 そう言えば、お前歩いているな?」

「うん。
 ほら、強い霊って、姿見えるじゃん?
 私も、レベルアップしたの」

「そか……」


俺は、千春の頭に手を置いた。


「触れるんだな」

「うん!
 もちろんだよ」

「でも、冷たい……」

「流石に温もりはどうやっても手に入らない見たい」

「そうか……」

「うん」

源爺凄いな……
俺には、脱力しか教えてくれなかったのに、千春には具現化の能力を与えれてる。

“呪”が、能力だと思っていたけど……
千春の能力は、具現化だったんだな……

ってか、能力者だっただな……

それは、少し心強い


「逆に透明になったりも出来るのか?」

「出来るよー」


千春は、ゆっくりと身体を透かした。
そして、透明になる。

能力者の俺にも見えない。


「凄いな」

「えへへ」


千春は、照れ笑いを浮かべながら姿を現す。


俺も、頑張らなくちゃな……


※この物語は、フィクションです。
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