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かみさまのにっき [かみさまのにっき]
1月20日
今日も朝のニュースは、殺人ナースの話題を取り上げられていた。
なんらかの宗教だと専門家が語っていた。
いや、違う。
これは、呪い持ちの仕業だ。
しかし、呪いや悪の存在を知っているモノは、そんなにいない。
この呪いの話が、世間に広まると、呪いを得ようと悪に染まるモノが増える。
だから、呪いの話は、公開してはいけないのだ。
インターフォンが鳴る。
余は、玄関を出る。
万桜が立っている。
「また、被害者が出たわ……」
「またウチの高校か?」
「いえ、近所の大学生よ」
「そうか……」
「私がしっかりしていないから……」
「万桜のせいではない」
「でも……」
「余たちは、雫と何度も接触している。
なのに倒せない。
これは、余たちのレベルが低いせいだ。
雫は強い。それも、神や魔王レベルかそれ以上だ」
「うん」
「イクシルに触れる時なのかもな」
「イクシル?」
「主も聞いたことくらいはあるだろう?
触れたモノの潜在能力を100%引き出す宝具のことだ」
「でも、失敗すれば死ぬんじゃ……」
「そうだな。
なぁに、万桜と亜金なら大丈夫だ。
もちろん余もな」
「また、亜金君を巻き込むの?」
「アイツも必要な戦力だ。
というより必要にしてやるのがヤツの心の闇を開放できる唯一の方法だと思っている」
「そっか……」
「明日と、明後日は、学校休みだろ?」
「うん。
今回の事件で、土日のクラブ活動は禁止になったから……」
「なら、明日、明後日に神界に向かうぞ」
「私は、いいけど……
亜金君の場合、手続きがいるんじゃないの?」
「それは、大丈夫だ。
アイツは、悪魔族だからな。
人間でないから出入りは自由だ」
「そっか……
そうだったわね……」
万桜は、そう言ってニッコリと笑う。
さて、亜金も呼び出すか……
※この物語は、フィクションです。
今日も朝のニュースは、殺人ナースの話題を取り上げられていた。
なんらかの宗教だと専門家が語っていた。
いや、違う。
これは、呪い持ちの仕業だ。
しかし、呪いや悪の存在を知っているモノは、そんなにいない。
この呪いの話が、世間に広まると、呪いを得ようと悪に染まるモノが増える。
だから、呪いの話は、公開してはいけないのだ。
インターフォンが鳴る。
余は、玄関を出る。
万桜が立っている。
「また、被害者が出たわ……」
「またウチの高校か?」
「いえ、近所の大学生よ」
「そうか……」
「私がしっかりしていないから……」
「万桜のせいではない」
「でも……」
「余たちは、雫と何度も接触している。
なのに倒せない。
これは、余たちのレベルが低いせいだ。
雫は強い。それも、神や魔王レベルかそれ以上だ」
「うん」
「イクシルに触れる時なのかもな」
「イクシル?」
「主も聞いたことくらいはあるだろう?
触れたモノの潜在能力を100%引き出す宝具のことだ」
「でも、失敗すれば死ぬんじゃ……」
「そうだな。
なぁに、万桜と亜金なら大丈夫だ。
もちろん余もな」
「また、亜金君を巻き込むの?」
「アイツも必要な戦力だ。
というより必要にしてやるのがヤツの心の闇を開放できる唯一の方法だと思っている」
「そっか……」
「明日と、明後日は、学校休みだろ?」
「うん。
今回の事件で、土日のクラブ活動は禁止になったから……」
「なら、明日、明後日に神界に向かうぞ」
「私は、いいけど……
亜金君の場合、手続きがいるんじゃないの?」
「それは、大丈夫だ。
アイツは、悪魔族だからな。
人間でないから出入りは自由だ」
「そっか……
そうだったわね……」
万桜は、そう言ってニッコリと笑う。
さて、亜金も呼び出すか……
※この物語は、フィクションです。
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