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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

2月15日


昨日の夜のことだ。

風呂の時間は、学園には珍しく自由時間だった。


余は、クロや遊楽、亜金に来栖、あと零も誘い温泉に浸かった。
うむ!

なかなかのモノだぞ!

まぁ、天界の温泉は、千切れた腕さえも再生するモノもある。

現世には、そんなモノはないらしい……

なんか、勝った気分だ。

湯上りの体をマッサージチェアで、ほぐしていると……
女子の一行が、こちらにやって来た。


万桜に真由に優心に藍に笹鈴、玉藻に、ミリカか……


そして、真由の様子がおかしい。
元気が無い……

まぁ、そんなことは置いておこう。


「さて、メンツも揃ったことだし、そろそろ行こうぜ」


遊楽が、ニッコリと笑って親指と人差し指を上にあげた。


「何をするのだ?」

「温泉!旅行!と来たら、卓球だ」


クロが答える。


「卓球?なんだそれは……?」

「大主君、卓球しらないの?」


亜金が目を丸くさせる。


「……仕方がないだろう。
 神様は、海外暮らしが長かったからね。
 卓球を知らなくても問題はない」


零がフォローを入れるが、亜金がこんなことを言い出した。


「海外には卓球無いの?」

「……」


余は、絶句した。


「そんなことより今、ここに裏切り者がいます」


真由が、ブルブルと肩を揺らしている。
これは、怒っているのか?


「裏切り?」


余は、首を傾げる。


「ミリカちゃん!Cカップって嘘でしょ!
 あのおっぱい!Eはあるよね!」

「……」


一同の視線が、ミリカの胸に集まる。


「馬鹿らしい、早く卓球とやらをしに行くぞ」


余は、平然を装ってマッサージチェアから降りた。


亜金は、最後までミリカの胸を見ていたが、そんな亜金を余は引っ張って卓球へと向かった。


※この物語は、フィクションです。


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