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亜金友人帳 [亜金友人帳]

4月18日


今日から本格的にクラブ勧誘がはじまる。

昼休みも勧誘にあった。


「ちょいっとそこのお兄さん」


細目の和服を着た男性が、俺に話しかけてきた。


「えっと、俺ですか?」

「落語部に入らんかぇ?」

「落語?」

「そう、落語です。
 面白いですよ」

「え、遠慮しときます」


名札を見ると【空猫】と書かれていた。


「まぁまぁそう言わず……
 落語部の見学してきてよ」


空猫先輩は、そう言って俺の服を引っ張る。


「コラ!強引な空猫君!
 勧誘は、ダメなんだからね!」


そう言って、ショートカットの綺麗な女の人が現れた。


「あら、のんこちゃん。
 この子は、僕が先に見つけたんだからね!」


空猫先輩が、そう言って頬を膨らませる。


「……いえ、彼は、パソコン部に入れるわ!」

「いや、落語部だね」

「えっと俺の意思は??」


俺の問いに2人が即答する。


「ない!」


ケラケラと笑い声が聞こえる。

そこには、プレさんが居た。


「プレさん、助けてよ」

「……演劇部に入る?」

「帰宅部がいいな」

「亜金よ。
 1年は、クラブに所属しなくてはいけないんだぞ?」


プレさんが、そう言うと空猫先輩とのんこ先輩が俺の方をじっと見ている。

どうせ入るのなら綺麗な先輩がいる方が良いな……


「じゃ、パソコン部で……」


俺が、そう言うと空猫先輩が、がっくりと肩を落とした。


「よし!よし!
 君は、賢明な判断をした!」


のん姉は、そう言って嬉しそうに俺の腕を引っ張った。
そして、俺はそのまま入部届にサインした。

パソコン部。
かわいい子が多いと良いな。


※この物語は、フィクションです。

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