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亜金友人帳 [亜金友人帳]

4月19日


今日は、クラブに行ってきた。
可愛い女の子がいっぱいだと良いなと思った。

だけど、現実は厳しかった。

かわいい人は、のん姉しかいなかった。


他にいたのは、4人の地味な女の子だけだった。


「部員は、これだけですか?」

「うん。
 他の人は、帰宅部に名ちゃってる……」

「そうですか……」

「嫌になった?」

「いや、そんなことはないですよ」


うん。
先輩がわんさかいるのもなんかイヤだしね……


「ここは、上下関係とかないから気楽に過ごしていいよ」

「はい。
 えっとのんこ先輩。
 このクラブは何をするんですか?」

「んー。
 少し硬いね」

「え?」

「ここは、アットホームなクラブなんだ」

「そうですか……」


んー。
なんて、呼ぼうかな。


「ドキドキ。
 亜金君は、私のことなんて呼んでくれるんだろう」


なんか期待されている。


「じゃ、のん姉で……」

「わー。
 私、下の兄妹いないから、そう呼ばれるとなんか嬉しいな」


気に入ってくれたみたいだ……


「じゃ、のん姉。
 この部は、何をするのですか?」

「んっとね、パソコンでプログラムを作ったりしてるよー」

「そうですか……
 プログラム、俺にも作れるかな……」

「大丈夫!お姉さんが教えてあげる!」

「はい。
 あともう一つ質問良いですか?」

「うん」

「男の人はいないのですか?
 パソコン部って、イメージ的には男の人の方が多そうなんですけど……」

「男の人はね、マイコン部と言ってエッチなゲームとか作ってるよ」

「え?」

「まぁ、いわゆるライバルだ。
 亜金君は、この部始まって以来の男子部員だからね。
 期待しているよ」

「……」


なんというか……
俺は、とんでもない部に入ったのかも知れない。


※この物語は、フィクションです。


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