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亜金友人帳 [亜金友人帳]

4月27日


今日は、校内の広場で弁当を広げる。。
玉藻たちに誘われ、弁当を食べる。


笹鈴さんに座来栖君に玉藻にプレさんにタナトスさん。
このメンバーで弁当を食べるのが、すっかり定着している。

ただ一つ。

玉藻の頭の上に耳があることが、気になる。

昨日からだ……

気になるけど聞けないよな……

俺は、あまり玉藻の方を見ないで弁当を食べる。


「亜金、クラブの方は順調か?」


座来栖君が、俺に尋ねた。


「うーん。
 まだ、そんなに馴染めてないかな……
 名前、ものん姉以外覚えてないし」

「亜金……
 名前くらい覚えないとダメだぞ……」


玉藻が、そう言う。
だけど、耳が気になる。
尻尾も気になる。

耳と尻尾の大冒険!ってゲームがあったような……
まぁ、今は、それはいいか。


「そ、そうだね……」

「亜金?もしかして、私を避けてるか?
 昨日から、様子がおかしいぞ?」

「さ、避けてないよ?」


耳が気になるなんて言えない。


「どうしたのだ?
 ケンカでもしたのか?」


プレさんが、尋ねる。


「ケンカは、ダメですよ」


タナトスさんが、そう言ってお茶を飲む。


「えっと……」

「亜金、向こうで2人で話そう」


玉藻が、そう言って俺の腕を引っ張る。
そして、広場から離れた場所に連れてこられた。


「玉藻?」

「気になることがあるのなら言ってくれ」

「じゃ、単刀直入に言うよ。
 耳と尻尾が見えるんだ……」

「え……
 お前、見えるのか?」


玉藻が、そう言って頭の上の耳に手を当てる。


「うん……
 それは何?本物?カチューシャ?」

「これは……」


玉藻が、そこまで言いかけた時、俺の頭に強い衝撃が走る。
そして、俺の意識は、そこから遠くなっていく……


何が起きたんだ……?


※この物語は、フィクションです。

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