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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月10日


学校を占拠されて1日が過ぎる。
食事と水を少し渡されただけで俺たちは何も食べていない。

トイレも自由に行かせてもらえる。

ただ、携帯電話などは全て没収されている。
外には報道関係の人たちと警官が沢山集まっていた。

男たちは、教室のテレビをつけてニヤニヤと笑っている。


テレビに映っている警官の1人が、校門の前に立って拡声器を使って叫ぶ。


「お前たちの望みはなんだ!
 早く生徒を解放しろ!
 その子とも達には罪はない!」


その声を聞いた男の1人が、もう1人の男に指示を送る。


「おい……
 アイツを撃て」

「わかりました」


指示された男は、ライフルを警官に向けて放つ。

ライフルの弾は、警官の胸に命中。
警官は、血を吐いてその場に倒れる。


静まり返る教室。
静まり返るマスコミ。
静まり返る警官。


一瞬時が止まった。


そして、大きな悲鳴が教室と校門に響く。

先ほど指示した男が、マイクを使い静かに言葉を放つ。


「リーダー。
 そろそろいいのではないでしょうか?」


男が、そう言うと校内放送が流れる。
その言葉は、全校生徒へ、そして外にいるマスコミ、警官に向けられて放たれた。


「我らは、銀河の爪。
 私は銀河の爪の幹部、クモだ。
 私たちの望みは、1つ。
 我らが教祖、サソリ様の解放を望む」


銀河の爪のサソリ。
どこかで聞いたことがある。
確か、テロ組織のリーダーだったような……


「この望みが、聞かれない場合。
 1時間ごとに男子生徒を1人ずつ屋上から落とす。
 女子生徒は、30分ごとに1人、男子生徒に犯さす。
 同時にこれを拒んだ生徒は、即射殺する」


クモは、淡々と言葉を続ける。


「今から24時間の猶予を与えよう。
 24時間以内に良い返事がもらえない場合は、先ほどのことを行う」


強姦に飛び降りに射殺……

さて、どうする?
いっそうのこと抵抗してみるか?

結局、海藤は、戻ってきていない。
アイツも銀河の爪の仲間なのか?


※この物語は、フィクションです。

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