SSブログ

亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月23日


「俺の仲間をよくも虐めてくれたな?」


そう言って現れたのは、ライフルを持った座来栖君だった。


「座来栖君?」

「よう、亜金。
 生きているか?」

「うん。
 生きているよ」


座来栖君は、それを聞いて頷くと再びライフルを構える。


「あら、僕が相手?
 それにそれ、銃刀法違反じゃないかしら?」


ハチアブが、そう言うと座来栖君が静かに笑う。


「安心しろ。
 これは、モデルガンだ。
 殺傷能力はないただの玩具だ」

「玩具で、私を倒せると思って?」

「急所を狙えば、ダメージは与えれる」

「じゃ、こうすればどうかしら?」

ハチアブは、そう言ってゆっくりと姿を変えていく……
その姿は、笹鈴さん。そのものだった。


「なんの真似だ?」

「人間ってこういうのに弱いでしょ?」


ハチアブが、静かに笑う。
しかし、座来栖君は、迷いなく銃を放った。

銃は、ハチアブの額に命中する。


「痛いじゃない……」

「玩具でもそれ相応のダメージを与えれる。
 次は、急所を狙う」

「貴方、この子のことが好きなんじゃないの?」

「好きだな、愛している。
 だが、本物の笹鈴は、もっと可愛い」

「言ってくれるじゃない!
 チェリー君の癖に!」


ハチアブはそう言って手をナイフに変えた。


「そんなことも出来るのか?
 お前も妖怪か?」

「そんなの貴方には関係なくてよ?
 貴方は、私に殺される。それ以上もそれ以下も無くてよ?」


ハチアブは、そう言って座来栖君の間合いに入った。
間合いに入って座来栖君のお腹にナイフを刺そうとした時、ハチアブの手が凍りつく。


「座来栖君には、指一本触れさせない」


笹鈴さんが座来栖君の影から現れた。


「お嬢ちゃんいたの?」

「私、雪女だけど人の影の中に隠れることが出来るの」


笹鈴は、そう言うとハチアブは座来栖君たちから間合いを取った。


「く……
 アゲハ、先にこっちを手伝ってくれないかしら……
 2対1は、流石にきついわ……」


ハチアブが、そう言ってアゲハの方を見た。
俺もアゲハの方を見た、そうだ玉藻を助けなくちゃ!
しかし、そこには海藤が居た。
海藤が、アゲハと戦っていたのだ。


※この物語は、フィクションです。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

5月23日この歌懐かしい。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。