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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年08月04日


今日も暑いぞアイスが美味い。

美穂が帰ってこない……

そろそろ寂しいぞ?
そんなことを思いつつ今日は2度寝をする。
そして、寝返りをうつと良い香りがする。
その香りをぎゅっと抱きしめると柔らかい感触がふにゃり。

柔らかい感触?
なんだ、これは?


俺は、目を開けると美穂が嬉しそうにこちらを見ている。


「美穂!!」


俺は、思わず大きな声を出した。


「もう、久しぶりだからってそんな大胆なことをしたらダ・メ・だ・ぞ♪」


美穂は、そう言って指を俺の唇に当てる。


「帰って来たのか?」

「うん!
 ただいま!
 亜金!元気そうでよかったよ!」

「どうしたんだよ!
 電話も繋がらない!メールも返事が無い!
 ずっと心配していたんだぞ……
 捨てられたかと思ったぞ!」

「私が、亜金を捨てるわけないじゃん」

「じゃ、どうして連絡をくれなかったんだ?」

「ウチ、山奥で電波とか届かないんだー」

「え?ウチ?仕事に行ってたんじゃないの?」

「えっと……
 職場が実家に近かったから実家から職場に向かっていたんだ」

「そうなのか……」

「うん♪」


美穂が無邪気に笑う。
すると俺の部屋が、ゆっくりと開く。
愛ちゃんだった。


「あ……」


愛ちゃんと俺の目が合う。


「あの、お邪魔しました。
 ごゆっくり……」


愛ちゃんは、そう言って扉を閉める。
子供たちの話し声がコソコソ聞こえる。


そして、再びドアが開く。


「あー!
 ホントだ!お兄さんとお姉さんエッチしてる!」


歩ちゃんが、嬉しそうな声をあげる。
エッチしてないです。
エッチしたことないです。


「歩ちゃんも大人の仲間入りする?」


美穂が、そう言うと歩ちゃんは頬を赤らめる。


「あーずるいぞ!」


元太君たちがそう言って現れて、みんなで同じ布団に入った。
あー。またこういう日々が始まるのか……
なんか、これはこれでいいな……


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