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まっしろなティスタメント(小説) [まっしろなティスタメント]

2012年09月08日


君は誰とキスをする?
私それともあの子?
君は誰をキスをする?
星を巡るよ純情。


はい、土曜日です。
いつもなら、子供たちとポケモンして遊ぶのだろうけど……
今日は違います。

今日は、何故か夢叶さんの彼氏さんと会う日です。
ロービーにて、俺たちは夢叶さんとその彼氏さんを待っていた。


「すまないね。
 こんなことに亜金君を巻き込んでしまって……」


山本さんは、そう言って申し訳なさそうに頭を下げた。


「本当に申し訳ありません」


山本さんの奥さんの恵子(けいこ)さんも頭を下げる。


「いえ、気にしないでください。
 どうせ、俺は暇人ですし……」

「ありがとうございます」


恵子さんが、ニッコリと微笑む。


暫くすると、夢叶さんと夢叶さんの彼氏さんが、ロビーにやってくる。


「お父さん、こんにちは」


夢叶さんが、そう言うと彼氏さんは、頭を下げる。


「こんにちは、お父さん」

「君にお父さんと呼ばれる筋合いはないよ」


山本さんが、そう言う。
このセリフ、本当に言う人居るんだ……
だけど、山本さんの目は、少し笑っていた。


「お父さん、そう言う冗談止めてよね。
 彼、本気にしちゃうタイプなんだから!」

「え?冗談?」


彼氏さんは、そう言って目を丸くさせる。


「すまないね。
 このセリフ一度言って見たかったんだ」


山本さんが、そう言って笑う。


「い、いえ……」


彼氏さんは、そう言って俺の方を見る。


「俺は、詩空 亜金です。
 山本さん、お父さんの友人です」

「じ、自分は、小山 学!
 刑事です」


学さんは、敬礼をする。
俺も思わず敬礼した。


「亜金さんも刑事ですか?」

「いえ、俺は、しがないニートです……」

「そ、そうですか」


学さんは、申し訳なさそうに謝る。

まぁ、そんなわけで続きは明日。


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