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ギフト(小説) [ギフト(小説)]

2012年12月07日


テレビをつけるとまた新しい被害者が出たようだ。
若い女の人だ……

最近、事件の頻度が、早くなっている。


「さて……
 行くか……」


俺は、ファンネルを背中に隠し外に出た。
ちなみにファンネルとは、無線式のオールレンジ攻撃用兵器である。
これもガンダムのゲーム、Gジェネクリアのギフトの報酬で手に入れた。

ATフィールドだけでも足りるかも知れないが……

念のために持っていくことにした。
ファンネルは、小回りが効く。
そして、ニュータイプである俺が使えば、威力や精度も上がる。
ニュータイプの能力のせいで頭が痛むことも多いが、勘がよくなった気もする。


「1人で行くのか?」


玉藻が、そう言って俺の方に来る。


「一緒に来たければ来てもいいぞ?」

「そうさせてもらう。
 私のワープの能力は、ピンチを救うことができる」

「そうだな。
 頼りにさせてもらうよ」


玉藻のギフト能力は、ワープ。
一度行った場所に限り、何処にでも移動できる。
玉藻に触れている間なら、玉藻と一緒にワープすることができる。


「で、何処に行くんだ?」

「取りあえず、事件現場に行ってみる」

「聞き込みか?」

「いや、そうじゃない。
 色々見ておきたいものがあるんだ」

「ほう?」

「まぁ、来てみればわかるよ」


俺は、そう言って玉藻と一緒に家を出た。


事件現場には、花が添えられ。
そして、何人かの人が手を合わせ線香を立てていた。
警察マスコミ沢山の人が集まる場所。

やはりニュータイプ。
マンガやアニメでしか見てわかんなかったけど、こういう場所のこういう時……
人の憎悪などの感情が頭の中に入ってきて気持ち悪い。


「大丈夫か?
 亜金」

「……うん」


ニュータイプの能力。
持ってきたのは失敗かもしんない。
俺のゲーム・クリエイトというギフト能力は、一度持ってきたモノは消すことができない。
だから、結構不便。
だけどアイテムも壊れないから使いようによっては便利なはずなんだけど……
今後は、こういうミスをしないようにしないと……

俺は、なんとかこの中から、犯人を絞ろうとした。
1人だけ喜びの感情に満ちている人がいた。


もしかしたら、この人が犯人かもしれない。
この人のことを少し調べてみるか……
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