俺は、今人妻に恋してます。

6月23日　10時44分


昨日の夜遅く。
由香さんが、帰ってきました。

滅茶心配した。
怒るかどうか迷った。
でも、俺に怒る権利があるかどうか、わからない……
でも、思わず出てしまった一言。


「遅かったね」

「うん。
　学校の学園祭の準備に時間がかかちゃって……」

「そう言う時は、連絡くれないと……」


俺が、そう言うと由香さんは、ボロボロと涙と零しました。


「だって、亜金さん……
　アドレス教えてくれないんだもん！」


あ、アドレス教えてなかった。
俺の心配や不安など一気に吹き飛び携帯を取りだした。


「じゃ、今、交換しよう！」

「いいの？」

「うん」


俺は、しくしく泣く由香さんとアドレス交換をした。


「毎日メールするね！」

「いや、毎日会ってるじゃん」

「それでも、メールするの！」


由香さんは、そう言ってニッコリと笑った。
泣いたカラスがなんとやら……

とりあえず、由香さんが戻って来て良かった……


※この物語は、フィクションです。

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