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ネガティブ男とボジティブ女 [ネガティブ男とボジティブ女]

10月11日

今日は、いつもより1時間程早起き。
たまには、俺がご飯を作ってやろうかと思いキッチンに向かった。
すると……


「あ、亜金君。
 おはよう」


はるかさんの方が、早く起きていてお弁当の準備をしていた。


「お、おはよう」

「今日は、早いね」

「はるかさんの方こそ、いつもこんなに早いのか?」

「そうだよー
 私は、トロイから早め、早めの行動をしないと間に合わないの」

「そうなのか?
 全然、トロそうには、見えないんだけどな……」


「そんな事ないよー
 私の小学校の時のあだ名、トロ子だもん。
 私、それを言われるのが嫌で結構頑張ったんだよー」

「そうなのか……」

「うん♪」


はるかさんは、そう頷くと嬉しそうに笑った。


「俺も何か手伝おうか?」

「え?」

「いや、俺も簡単な料理とかは、出来るからさ……
 手伝おうかと思って……」

「うんん。
 これは、私の仕事!
 亜金君は、リヴィングでテレビでも見てて!
 今の時間は、おは星って、子供番組があるからそれを見てて」

「子供番組?」


俺は、首を傾げた。


「今の子供は、何が好きなのか……とかさ。
 そう言うのをサーチするのも私達の仕事なのよ」

「なるほど……」


俺は、そう頷きTVのチャンネルをおは星に変えた。
おは星を見た感想……・


おは星のテンションついて行けなかった……
なんか少し凹む……

はるかさんは、気にしなくていいよと言ってくれたけど……
何故か、凹む。

自分は、もうおじさんなんだなって実感した。




凹んだ気持ちで、明日へつづく


※この物語はフィクションです。

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