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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

5月10日


遙よ。
俺には、わかる。
わかるぞ!
お前は、もう死んでいる!

遙は、死んだ目で何かをブツブツとつぶやいている。
もはや何を言っても無駄のようだ。

仕方が無い……
今日は、ちょっと早めに出て、肥後橋まで足を運ぶか……


俺は、そう思うとそそくさとフェアリーテイルを出た。


そして、京阪電車に乗り淀屋橋に向かった。
淀屋橋から肥後橋まで徒歩10分、モンシュシュまで歩いた。

そこで、1カットサイズののロールケーキ3つとロングサイズのロールケーキを1つ購入した。
全部で、2310円也。

モンシュシュと言うのは、全国的に結構有名なロールケーキ、堂島ロールを販売しているケーキ屋さんなのだ。
そこのロールケーキが美味くて子供から大人まで人気がある。


俺も何度か食べた事があるが、胃もたれしない生クリームなのだ。

それを購入して、俺は一旦、家まで戻った。
そして、ロングサイズのロールケーキを冷蔵庫に入れた。
俺は、1カットサイズのロールケーキを3つ持ってコインロッカーに向かった。


「よ!
 由香ちゃん、元気か?」


俺は、コインロッカーをじっと見つめる由香ちゃんに尋ねた。
由香ちゃんは、コクリと頷き俺に視線を移す。


「亜金さんも、元気?」

「ああ。
 俺は、元気だ」

「そう……
 よかった」


由香ちゃんは、再びコインロッカーに視線を移した。


「今日は、お土産があるんだ」

「お土産?」

「モンシュシュのロールケーキだ。
 食べた事あるか?」


由香ちゃんは、首を横に振った。


「なら、食え!
 美味いぞ!」

「ありがとう」


俺は、由香ちゃんにロールケーキを渡した。


そして、俺はゆっくりと由香ちゃんの傍から離れ、俺を警護してくれている啓司さんにロールケーキを渡した。


「自分の分までよろしいのですか?」

「はい」


俺は、ニッコリと笑うと再び由香ちゃんの場所まで戻った。


そして、二人で美味しいねと言いながらロールケーキを食べた。


※この物語は、フィクションです。

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