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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

6月2日


おはよう
木曜。
6月2日、雨~

ランカ・リーですね。


朝目が覚めると、11時30分。

お腹が減った。
なので、フェアリーテイルに向かった。


フェアリーテイルに着くと、昨日の社長さんが女の子を連れて俺の事を待っていた。


「亜金君。
 この子が、昨日言っていたワシの孫の直美じゃ」


社長さんは、そう言ってニッコリと笑う。

その直美ちゃんは、俺に興味など無いのだろうか、ずっと携帯を弄っている。
直美ちゃんは、今風の女の子……
もといギャルって感じの子だ。
髪の毛は、茶髪で麦色の肌。


「……あの。
 直美ちゃんは、幾つですか?」

「……」


直美ちゃんは、何も答えない。


「20歳じゃ」



社長さんが、代わりに答える。


「……俺、27歳なんですけど」

「年下は、ダメかいのぅ?」


社長さんが、残念そうに言った。


「ダメじゃないですが……」


俺に20歳は、若すぎないか?
それに20歳って学生じゃ……?


「直美ちゃんは、学生?」


直美ちゃんは、俺の方に視線を移した。
話してくれるのかな?

と思った。


すると……


「この人、何処の会社の社長なのー?」

「……」


ニートです。
なんて、答えれる訳も無かった。


「亜金君は、社長じゃないよ。
 今、仕事探し中らしい」

「……えー?
 もしかして、マダオ?」


マダオです。
はい、ごめんなさい。


※この物語は、フィクションです。

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