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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

6月15日


誰かが言った。


『人はいつ死ぬと思う?
 それは、人に忘れられた時』


でも、実際は違う。


死の定義なんて人それぞれ。

そして、人が物理的に死んだ時。
人は霊になる。

稀なケースだが、忘れ去られた霊は、やがて構って欲しくて悪霊になる。


千春も殺されて、死を受け入れているが、成仏できないのは、何らかの未練があるから……

その未練を拭ってやれるのが、俺ら『見える人』の役目なのかも知れない。


俺達は、社長さんの霊を探す事にした。


「マダオ……
 お爺ちゃんの霊を探す当てはあるの?」

「ないよ……」

「そう……だよね……」

「直美ちゃんは、お爺ちゃんの行きそうな場所知らない?」

「いっぱいあるよ」

「じゃ、そこをしらみ潰しに探そう」

「うん」


俺達は、社長さん探しの旅に出る。
今、バラバラに行動するのは危ない。
俺の予感が、そう言っている。

なので、固まって行動する事にした。


幸い、俺達は霊の姿が見える。


人に道を聞くよりも霊に道を聞いた方が、早いだろう。
その交渉は、千春に任せ俺達は、生きている人に橘勤の目撃証言。
そして、社長の目撃証言も聞く事にした。

もしかしたら、生きているかもしれない。
そんな期待を胸に秘めながら……


※この物語は、フィクションです。
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