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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

7月23日


震える霞さん。


「もう大丈夫だから……
 ここを出よう」


霞さんは、何も答えない。
ただうつむいて黙っているだけ……


「亜金。
 奴らの何人かがこっちに来るよ」


千春が、そう言って慌てて現れる。


「わかった……」


俺は、頷くと構えた。


「戦えるの?」


千春が、呟く。


「戦うしかない!」


男たちが、3人現れた。


「3対1か……歩が悪いな。
 でも、頑張るしかない!」


俺は、気合いを入れて一人に殴りかかった。


華麗にかわされる……


終わった……


俺は、そう思った。


男が俺の背中を蹴る。
違う男が俺のお腹に一撃を入れる。
そしてまた違う男が、俺の体を掴みそして男が俺を殴る。
蹴る。
殴る。
蹴る。
殴る。


でも、何故だろう。
全然痛くない。


赤子に殴られるより痛くないぞ……?


「なんだコイツ?
 全然効いていないぞ……?」


もしかして、俺は、スーパーマンにでもなったのか?


俺が暴れると男の腕からいとも簡単に逃れる事が出来た。


ここで、殴れば一撃必殺か?

俺は、そう思い男を殴った。

痛かった。

俺の拳が……

どうやら俺は、スーパーマンになった訳じゃないみたいだ……


※この物語は、フィクションです。

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