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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

8月24日


暑い。
暑さも今日までって言われているけれど……
どうなるんだろうね……


テレパシーで話す能力の事をテレパスと言う。
これは、能力者なら使いこなす事が出来るモノだ。


「あっきーん!
 千春ちゃんのお帰りだよー」


千春が、そう言って俺達が眠るベッドに現れる。


直美ちゃんは居ない。
昨日から帰っていないんだ。
仕事が忙しいらしい。

昨日の夜電話があったので、心配はしていない。

薫ちゃんもそれを理解しているのか、不安な顔はしていない。


「あ、千春か……
 ずいぶん久しぶりの様な気がするな……」

「そうだね……
 私は、源爺の所で修業してきたよー」

「“呪い”のか?」

「うん」

「正直、あんま感心できないのだが……」

「どうして?」

「“人を呪えば穴二つ”って言うだろ?」

「うん
 源爺曰く、能力での呪いでの場合は、穴は開かないらしいよ?」

「その違いがよくわからない……」

「だって、これが私の能力だから……」


薫ちゃんが、そこで体を起こした。
起きたみたいだ。


薫ちゃんと千春の目が合う。


「……」

「……」

「亜金と直美ちゃんの子?」

「そんなわけないだろ……」

「……」

「あの……
 もしかして、私のこと見えてる?」


千春の問いに、薫ちゃんが頷く。


「抱きしめても良い?」


薫ちゃんは、首を横に振った。


「残念……」


まぁ、そんなわけで、千春が返って来た。
物凄くややこしい事が起きる気がする……


この物語は、フィクションです。

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