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ニートライター亜金の事件簿 [ニートライター亜金の事件簿]

9月25日


「さて……
 まぁ、ここに皆を呼んだのは、特に理由は無いのだが……
 そうだな、親睦会と言うことにしようか」


そう言って、フェアリーテイルに俺達を集めたのは、シローさんだ。

今更だけど、フェアリーテイルって、俺のたまり場だな……


「ってか、お店で焼肉ですか?」


リンさんが、そう言って本を閉じてからメガネをとる。
メガネをとってもリンさんは、美人だ。


「銘さん、わざわざホームプレートを用意してもらってまで……
 すみません」


啓司さんは、苦笑いを浮かべ謝った。


「いいのよ。
 これが、最後の戦いなんでしょ?
 だったら、美味しいモノ食べて力をつけなくちゃ」


銘さんが、そう言って冷蔵庫からお肉を取り出した。


近所のお肉屋さんの包み紙につつまれている。


「ありがとうとざいます」


亜銀の目がキラキラと輝いている。


「亜銀、お前、ちゃんと飯食ってるのか?」

「ここ半年ほど、マクドとかカップ麺とかケンタッキーとかそんなんばっかだよ。
 だから、俺、白飯が食いたい」

「はいはい。
 じゃ、亜銀君いっぱい食べてね」


銘さんが、そう言ってお茶碗に白いご飯を入れて亜銀に渡した。


「銘姉、ありがとう♪」


亜銀は、美味そうに白飯を頬張る。


「ほら、カミーユ。
 貴方もこっちに来てご飯を食べなさいな」


リンさんが、そう言ってカミーユさんを呼ぶ。

カミーユさんは、遙とアニメのDVDを見ている。


「亜金さん!」


カミーユさんが、目をキラキラと輝かせ俺の方を見る。


「なんですか?」

「プリキュア最高っす!
 この仕事が終わったら、今度、秋葉に連れて行ってくれよ!」

「秋葉は、東京ですよ……
 ここ、大阪だし……しかも枚方だし、あ、でもビブレにアニメイトがあったような」

「じゃ、そこでいい。
 アニメイトとか、響きと言いなんというか、最高っぽい!」

「わかった。
 アニメイトで良ければ連れて行くよ」

「約束だぜ!」

「ああ」


明日は、戦いの日。
でも、今は、それを忘れて皆で騒いだ。
無事に戦いが終わるように祈って……


※この物語は、フィクションです。


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