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マイミクのtamaさんが、殺されたそうです。 [マイミクのtamaさんが殺されたそうです。]

10月10日


今日は、晴天。
青空也。
そして、祝日。


占い日和。


ぽかぽか陽気に冷たい風。
もうすっかり秋だ。


いつものように占いの待機をしていると……
ヤツが視線に入った。


佐久間だ。


あれで、尾行しているつもりだろうか?
いや、俺は動いていないから監視か……


物凄くわかりやすい。


心を読まなくてもアイツの考えている事はわかる。

俺を疑っている。

確実にね。

そして、俺を捕まえようとしている。
そんなに手柄が欲しいモノなのか?

でも、気になるのは、あの時流した佐久間の涙。
あれは、紛れもなく悲しみの涙だった。


玉藻と佐久間は、どういった関係だったんだろうか?


心を読むか?


俺は、佐久間に視線を移す。

そして、心を読もうとした時、声を掛けられた。


「あの……
 猫君」


銘さんだった。


「銘さん?
 どうしたんですか?」

「今日は、ちょっと占って欲しいことがあって……」

「え?何をですか?」

「娘の遙のことなんだけど……」

「はい」

「11日が、誕生日なんだけど、何をプレゼントしたらいいかわかんなくて……」

「直接聞けばいいじゃないですか?」

「それが、教えてくれないのよ……」

「ふむ……
 では、明日、遙ちゃんをここに連れて来て下さい。
 本人が来なければ、俺も占えませんから……」

「わかった。
 明日、また来るわね」


銘さんは、そう言ってその場を去った。
視線を佐久間に移そうとしたが、佐久間は、すでに移動して、そこには居なかった。


※この物語は、フィクションです。


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