マイミクのtamaさんが殺されたそうです。 [マイミクのtamaさんが殺されたそうです。]
11月8日
今日も曇り。
そして、寒い。
フェアリーテイルで、休んでいると佐久間が入ってきた。
「よう」
佐久間は、手を上げるとカウンターに座る俺の横に座った。
「ああ。
おはよう」
「お前、玉藻のこと覚えてないのか?」
「いや、覚えてるぞ?
小っちゃくて胸がなくて優しくて料理が美味くて……」
「いや、そうじゃなく……
もっと前の玉藻だ」
「もっと前?」
俺は、首をかしげた。
「まぁ、そんなもんだよな」
「え?」
「これだけは、言っといてやる。
玉藻は、ネットで出会った人と気軽に会うような尻軽女じゃない。
いや、仲よくなれば会うかもしれないが……
お前ら、仲よくなる前に実際に会っただろ?」
「そうだな……
なんか、『会いたい』って、言われたから……
少し警戒しつつも会ったな」
佐久間が、ため息をつく。
「まぁ、ガキの約束なんてそんなもんか……」
ガキの約束……
なんだろう、頭の中がもやもやする。
「なぁ、お前と玉藻の関係って……」
「幼馴染だよ。
まぁ、向こうからは友達、俺からは片思い。
アイツにはずっと好きな人がいて、それは、死ぬまでは変わらなかった」
「死ぬまで?」
「ああ……」
佐久間が、寂しそうに頷く。
あれ?
おかしいぞ。
死ぬまで変わらないのならどうして俺と付き合った?
もしかして、付き合ったと思っていたのは俺だけなのか……?
「安心しろ。
少なくても玉藻は、お前のことが好きだった」
佐久間は、そう言って出されたコーヒーを口に運ぶ。
「でも、死ぬまで変わらなかったんだろ?
それって、もしかして……」
「あんま、気にするな。
俺は、玉藻を守りたくて警官になり。
守れなかった。
お前も、玉藻のことを忘れて新しい人と出会え。
それは、きっと玉藻の願いでもある」
佐久間は、そういうと苦笑いを浮かべた。
※この物語は、フィクションです。
今日も曇り。
そして、寒い。
フェアリーテイルで、休んでいると佐久間が入ってきた。
「よう」
佐久間は、手を上げるとカウンターに座る俺の横に座った。
「ああ。
おはよう」
「お前、玉藻のこと覚えてないのか?」
「いや、覚えてるぞ?
小っちゃくて胸がなくて優しくて料理が美味くて……」
「いや、そうじゃなく……
もっと前の玉藻だ」
「もっと前?」
俺は、首をかしげた。
「まぁ、そんなもんだよな」
「え?」
「これだけは、言っといてやる。
玉藻は、ネットで出会った人と気軽に会うような尻軽女じゃない。
いや、仲よくなれば会うかもしれないが……
お前ら、仲よくなる前に実際に会っただろ?」
「そうだな……
なんか、『会いたい』って、言われたから……
少し警戒しつつも会ったな」
佐久間が、ため息をつく。
「まぁ、ガキの約束なんてそんなもんか……」
ガキの約束……
なんだろう、頭の中がもやもやする。
「なぁ、お前と玉藻の関係って……」
「幼馴染だよ。
まぁ、向こうからは友達、俺からは片思い。
アイツにはずっと好きな人がいて、それは、死ぬまでは変わらなかった」
「死ぬまで?」
「ああ……」
佐久間が、寂しそうに頷く。
あれ?
おかしいぞ。
死ぬまで変わらないのならどうして俺と付き合った?
もしかして、付き合ったと思っていたのは俺だけなのか……?
「安心しろ。
少なくても玉藻は、お前のことが好きだった」
佐久間は、そう言って出されたコーヒーを口に運ぶ。
「でも、死ぬまで変わらなかったんだろ?
それって、もしかして……」
「あんま、気にするな。
俺は、玉藻を守りたくて警官になり。
守れなかった。
お前も、玉藻のことを忘れて新しい人と出会え。
それは、きっと玉藻の願いでもある」
佐久間は、そういうと苦笑いを浮かべた。
※この物語は、フィクションです。
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