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マイミクのtamaさんが殺されたそうです。 [マイミクのtamaさんが殺されたそうです。]

11月18日


今日、父さんの給与制裁が届く。

最後の最後の給与明細。


生きていた証。
働いていた証。


そして、今いないのは、死んだ証。


新聞を取りに玄関に出ると玄関には、また落書きをされていた。
そして、ゴミが散乱していた。

昨日、あの後に片づけたつもりだったんだけどな……


この人たちは、こうすることによって誰かを幸せにできるのだろうか?


いや、そういうのは、何も考えていないだろう。


ただの嫌がらせだ。
ただの憂さ晴らしなんだ……


俺は、そう言ってゴミを拾う。


「猫さん」


男の人の声に俺は振り向く。


西郷さんと佐久間が立っていた。


「あ、来てくれたんですか?
 でも、こんな有様で……」

「誰が、こんなことを?」

「……わかんないです。
 たぶん、近所の人なのか、それとも遠方からきてわざわざやったのか……」


俺が、苦笑いを浮かべながら西郷さんたちの方に目を向けると……


「人殺しは死ね!!」


子供が一人、俺に向かって大きな石を投げてきた。


石は、俺の頭に命中し、俺の頭から血が流れる。


「だ、大丈夫ですか?


西郷さんが、心配そうに俺の頭にハンカチを当ててくれる。

佐久間は、俺に石をぶつけた子供を捕まえていた。


「なんなんだよ!
 お前ら人殺しの仲間か?
 だったら、お前らも死ね!
 お前らなんか生きていたらいけないんだ!」


子供が、佐久間の手の上で暴れる。


「佐久間、いいです。
 もう、放してやってくれ」


佐久間が、手を放すと子供は泣きながら、その場を去った。

はぁ……
なんか、めんどくさくなる予感がする。


※この物語は、フィクションです。

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