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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

12月14日


今日は、晴れ。
寒いがな。
それは、冬なので仕方がない。
まぁ、余が住んでいた所の冬は、もっと寒いがな。

余が、教室に向かうと白い肌が美しい少女が本を読んでいた。

美しい。

余は、その少女に目を奪われていた。


「あ、神様。
 おはよー」


でか乳。
もとい優心が、声を掛けてくれた。
そうだ、俺は優心を口説き落とすためにこの世界に来たんだった。

危ない危ない。


「神様、もしかしてシロさんに見とれてた?」

「シロ?」

「あそこで本を読んでいる女の子。
 上神 シロさん。
 上神 クロ君って知ってる?」

「ああ。
 遊楽とよく一緒にいる奴だよな?」

「そそ。
 いい子だよー。
 物凄く料理が得意で、よくご馳走してくれるんだー」

「そうなのか?」

「うん!
 神様も一緒に行こう」


優心は、そう言って余の手を握る。


「え?」


余の顔が赤くなる。


「シロさん。
 神様の登場だよ」

「あ……
 転入生の?」


シロが、優しい声で優心に答える。


「そそ」

「上神 シロです」


シロは、軽く頭を下げる。


「あー。
 余は……」

「大主 神君だよね?」

「ああ……
 余のことは……」

「神様と呼ぶね」

「ああ……」


なんだ、この娘。
なんか、不思議な感じがする……
何故だ?


※この物語は、フィクションです。



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