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かみさまのにっき [かみさまのにっき]

12月24日


今日は、クリスマスイブ。
この国の人間は、不思議なものだ。

自分の国のトップの人間の誕生日よりもキリストの誕生日を聖なる日として祝っておる。


さて、余が、学校に向かうと学校は閉まっていた。


うむ。
退屈だ……

余が家に帰ろうとしていると、不良がいた。
いつも亜金をイジメている不良たちだ。

まぁ、余には関係ないヤツらだ。
余が、素通りしようとするとした。

む?
一瞬だけ、小さな魔力を感じた。
すると、不良たちが、突然首を押さえ苦しみだした。


何だ?
何が起きた?


余は、当たりを見渡した。
すると少し離れた所で、亜金がこちらを見ていることに気付いた。


「亜金!
 これは、主の仕業なのか?」


亜金は、ニヤリと笑うとその場を離れた。

むむ。
とりあえず、糞みたいな奴らだが、無視は、出来ないな……
余は、解毒の法術を不良たちに適当にかけて、亜金を追った。


亜金の足は、本気を出した余の足に比べればかなり遅かった。


「亜金、もう一度問おう。
 ヤツらに毒の法術をかけたのは主か?」

「そうだよ……
 このクリスマス……
 僕を苦しめたヤツらに死を与えるんだ」

「亜金よ。
 主は、それをすることにより誰をどんな風に幸せにするのだ?」

「え?」

「ヤツらが、死んだとしても誰も幸せにはならないぞ?」

「それは……」


亜金が、一歩下がる。


「亜金君に神様。
 そこまでよ……」



万桜が、黒い鞘の刀を持って現れた。
万桜から物凄い魔力を感じる。


「万桜?」


余は、万桜の方を見た。


「神様、どいて……
 私は、“悪”に落ちた“悪”を倒さなくちゃいけない」


万桜は、鞘から剣を抜き亜金に向かって突進した。


※この物語は、フィクションです。


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