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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月3日


世間では、ゴールデンウィークと言われているけれど……
俺は、しがない学生。
今日は、もちろん休日。


今日は、ゆっくり寝るぞ……


と思っていたら、朝早くにインターホンが鳴った。


俺は、パジャマ姿のまま玄関の扉を開けた。

プレさんが、浮き輪を持ってそこに居た。

俺は、無言で扉を閉めた。


「コラ!亜金!
 どうして閉める?」


プレさんが、玄関を開ける。


「どうして浮き輪なの?」

「海に行くからだ!」

「まだ寒くない?」

「私は、GWの今日。
 毎年海に行っているのだ!
 亜金も早く準備をしろ!」

「……マジ?」

「ああ、大マジだ。
 和歌山県の白良浜で、海開きがあるのだ!
 亜金も早く準備をしろ!」

「……他のメンバーは?」

「いない。
 亜金と私の2人で行くのだ!」

「マジ?」


俺はもう一度同じ質問をした。


「ずっと私1人で、行っていたからな……
 私は、今日のこの日を楽しみにしていたのだ。
 私と亜金の日帰り旅行だ。
 今日行けば、私の水着姿を見放題だぞ!」


ずっと1人で、和歌山まで行っていたのか……
それは、寂しいな。


「わかった。
 準備をするから少し待っていてくれ」


俺は、すぐに着替え準備を済ませるとプレさんと和歌山の白良浜まで向かった。
思ったより人が来ている。
テレビカメラも来ていた。

俺は、カメラに映らないように道を避けるとプレさんが、強引に俺の腕を掴んだ。
そして、カメラに映る場所まで俺を連れて行きカメラの方向に向かってピースサインをした。


プレさんのテンションが、物凄く高かった。

とても満足そうだ。

俺で良かったのかは、わからないが、プレさんが嬉しそうにしてるので俺もそれが嬉しかった。


「亜金。
 来年も一緒に来ような」


プレさんが、頬を赤らめながら言った。
プレさんの様子が少しおかしい。

熱でもあるのかな?


※この物語は、フィクションです。

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