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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月9日


今日は曇り。
だけど、今にも雨が降りそうだ。

家の近所にすき家が出来た。

今日の夜は、そこで食べるとするか……
牛丼の並盛280円。

財布に優しい値段だ。


俺は、そんなことを思いながらいつもの場所に向かう。

誰も居なかった。
1番乗りか?


俺は、何故か優越感に浸っていた。

しかし5分待っても誰も来ない。

もしかして、俺、ハブられたのか?
そんなことを思っていたら校内放送が流れた。


「今、この学校は完全封鎖した。
 もし教室に入っていないモノがいればすぐに教室に戻るように。
 なお、10分経っても戻っていない生徒が居れば即射殺する。
 また、学校を出ようとしたものも即射殺だ」


なんかの冗談か?
俺は、そう思ったがあまりにも静かな学校に違和感を持った。


「これは、冗談ではない。
 それでは、カウントスタートだ!」


なんかヤバいな……
俺は、その指示に従い教室まで走った。

教室に戻るとライフルを持った男が2人立っていた。


「どこに行っていた?」


男の1人が、俺を睨む。


「屋上で弁当を食べてました」


俺は、素直に答える。


「そうか。
 とりあえず、席に座れ」

「はい」


俺は、静かに頷いて教室を見渡した。

玉藻に座来栖君と笹鈴さん、プレさんにタナトスさん、レテさん……
いつもの弁当のメンバーはいるな。


俺は、ゆっくりと席に座る。
席が1つだけ空いている。

海藤の席だ。

今日、学校に来ていたよな。


男の1人が、海藤の席を見た後に俺の方を見た。


「おい、お前。
 この席のヤツが何処にいるか知っているか?」

「いえ、知りません」

「本当だな?」

「はい」


俺は、頷く。
クラスの男子も女子も顔が真っ青になっていた。
外を見ると銃を持った人数人が、校門の前に立っていた。


こいつら、何者なんだ?


※この物語は、フィクションです。


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