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亜金友人帳 [亜金友人帳]

5月12日


あれから1日が過ぎようとしている。


座来栖君は、殴られ続けている。


「コイツ意外と丈夫だな」


アゲハが、そう言って座来栖君の首を掴み持ち上げる。


「……そうだな」


クモが、静かに笑う。


「いっそうのことコイツを最初に飛びおろさせるか?」
 いや……
 その前にコイツの目の前でこの女を犯させようか?」


アゲハが下品な笑みを浮かべて笑う。


「そうだな、許可しよう」


クモが、そう言うとアゲハが、笹鈴さんの制服に手を掛けた。


「止めろ……」


座来栖君が、ゆっくりと立ち上がる。
俺は、何をしているのだろう……
座来栖君は、戦っている俺は、見ているだけか?


アゲハが、座来栖君のお腹に一撃蹴りを入れた。

そして、何度も何度も座来栖君の体を蹴る。


「知ってるか?
 坊主、どうしてこういうのを袋叩きと言うか知ってるか?
 最初殴ればゲロが出る。
 その次に胃液が出たり血が出たり……
 その匂いがものすごく臭い。
 まぁ、いうなればゴミ袋叩きだな!
 お前は、ゴミだ!
 大人しくお前の女が犯されるところを見ているんだな!」


アゲハは、そう言って座来栖君を蹴りあげそして座来栖君の顔を笹鈴さんの方に向けた。

もう、黙っていられない。


「止めろ!」


俺は、震えながら立ち上がった。


「亜金ちゃ……」


笹鈴さんが、小さく呟く。


「それ以上、俺の友達を傷つけるな!」


俺は、もう一度叫ぶ。
そして、椅子をアゲハにぶつけた。


「このガキが……!
 何するんだ!!」


ホント、俺は、何をしているんだろ……
全然ダメージ喰らって無いし。
アゲハが、俺を睨む。

最初に飛びおろされるのは俺かな??


※この物語は、フィクションです。


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