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小説:余命宣告 [余命宣告]
11月20日
もう土曜日ですね。
一週間ってあっと言うまでですね。
「光陰矢のごとし」って、この事を言うのでしょうか……?
それを考えると俺の命もあっと言うまなんでしょうね……
さて、今日、久しぶりに両親との夢を見ました。
俺が、子供だった頃の夢です。
朝、起きて、遊園地に行って母が作ったお弁当を昼食に食べる。
そして、俺はいつしか眠ってしまって気が付けば父の背中に背負われている。
ありきたりだけれど、幸せだった。
父の暖かい背中の温もりは、忘れる事はないだろう。
母が作ってくれた美味しい鶏の唐揚げの味も忘れる事はないだろう。
思い出すと何故か涙が出た。
事件は、二年前の今日起きた。
俺が、仕事から帰ると暗い部屋に二人手を繋いで首吊り自殺をしていたのだ。
そう……
今日は、父と母の命日。
少し寂しいけど俺は、なんとか生きている。
部屋をノックする人が、耳に入った。
俺は、布団で涙を拭いて返事をした。
「どうぞ……」
「やっほー
亜金君、おはよー」
はるかさんが、黒い服を着て俺の病室に入ってきた。
「おはよう……
って、その服どうしたの?」
「今日、ご両親の命日でしょ?
だから、よかったら……なんだけど、一緒に行かない?」
「あ、でも、外出許可が……」
「許可なら取ったよ……
行こう?」
「うん……」
そういえば、去年も一昨年も命日には、花が添えられていたな……
それは、はるかさんがやってくれたのでしょうか?
そんな訳で、今からお墓参りに行ってきます。
この謎は、暫く保留しておこう……
そんなこんなで、明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
もう土曜日ですね。
一週間ってあっと言うまでですね。
「光陰矢のごとし」って、この事を言うのでしょうか……?
それを考えると俺の命もあっと言うまなんでしょうね……
さて、今日、久しぶりに両親との夢を見ました。
俺が、子供だった頃の夢です。
朝、起きて、遊園地に行って母が作ったお弁当を昼食に食べる。
そして、俺はいつしか眠ってしまって気が付けば父の背中に背負われている。
ありきたりだけれど、幸せだった。
父の暖かい背中の温もりは、忘れる事はないだろう。
母が作ってくれた美味しい鶏の唐揚げの味も忘れる事はないだろう。
思い出すと何故か涙が出た。
事件は、二年前の今日起きた。
俺が、仕事から帰ると暗い部屋に二人手を繋いで首吊り自殺をしていたのだ。
そう……
今日は、父と母の命日。
少し寂しいけど俺は、なんとか生きている。
部屋をノックする人が、耳に入った。
俺は、布団で涙を拭いて返事をした。
「どうぞ……」
「やっほー
亜金君、おはよー」
はるかさんが、黒い服を着て俺の病室に入ってきた。
「おはよう……
って、その服どうしたの?」
「今日、ご両親の命日でしょ?
だから、よかったら……なんだけど、一緒に行かない?」
「あ、でも、外出許可が……」
「許可なら取ったよ……
行こう?」
「うん……」
そういえば、去年も一昨年も命日には、花が添えられていたな……
それは、はるかさんがやってくれたのでしょうか?
そんな訳で、今からお墓参りに行ってきます。
この謎は、暫く保留しておこう……
そんなこんなで、明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
小説:余命宣告 [余命宣告]
11月19日
朝食を済ませた俺は、散歩がてらに病院の公園に向かう。
日に日に寒さが増しているのを感じる。
公園に向かうとはるかさんが居た。
ベンチに座りぼーっと空を見ている。
俺は、さりげなく隣に座る。
「おはよう。
はるかさん」
はるかさんは、返事をしない。
「はるかさん……?」
俺が、何度か呼び続けるとはるかさんが、俺の方を見て驚く。
「あ、亜金君。
おはよう」
「なにかあった??」
「え?」
「ボーっとしてるからさ……」
「あー。
何にもないよー
何にもないから、ぼーっとしてるんだー」
はるかさん、元気がなさそうだ……
「なんか、元気がなさそうだけど……」
「亜金君……」
「ん?」
はるかさんは、俺の体を抱きしめた。
「亜金君。
暖かい……
きちんと生きている証拠だね」
「ん?
まぁ、そうだな……
寒いなら部屋に来るか?」
「うんん……
このまま、ここが良い……」
「そうか……」
はるかさんは、そのまま泣き出してしまった。
「やっと見つけたのに……
やっと見つけたのに……」
はるかさんは、ボソリと呟きながら泣き続けた。
俺は、はるかさんの涙のわけを聞くことが出来なかった。
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
朝食を済ませた俺は、散歩がてらに病院の公園に向かう。
日に日に寒さが増しているのを感じる。
公園に向かうとはるかさんが居た。
ベンチに座りぼーっと空を見ている。
俺は、さりげなく隣に座る。
「おはよう。
はるかさん」
はるかさんは、返事をしない。
「はるかさん……?」
俺が、何度か呼び続けるとはるかさんが、俺の方を見て驚く。
「あ、亜金君。
おはよう」
「なにかあった??」
「え?」
「ボーっとしてるからさ……」
「あー。
何にもないよー
何にもないから、ぼーっとしてるんだー」
はるかさん、元気がなさそうだ……
「なんか、元気がなさそうだけど……」
「亜金君……」
「ん?」
はるかさんは、俺の体を抱きしめた。
「亜金君。
暖かい……
きちんと生きている証拠だね」
「ん?
まぁ、そうだな……
寒いなら部屋に来るか?」
「うんん……
このまま、ここが良い……」
「そうか……」
はるかさんは、そのまま泣き出してしまった。
「やっと見つけたのに……
やっと見つけたのに……」
はるかさんは、ボソリと呟きながら泣き続けた。
俺は、はるかさんの涙のわけを聞くことが出来なかった。
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
小説:余命宣告 [余命宣告]
11月18日
朝食を済ませ。
俺は、散歩がてらにいつもの公園に出た。
愛ちゃんと眼帯の男の子が楽しそうに遊んでいた。
「あ、おじさんだー!」
愛ちゃんが、嬉しそうに俺の元へ駆け寄ってくる。
その後ろを歩いてくるかのように男の子もついてくる。
「愛ちゃん、おはよう」
俺は、そう言って男の子の方に視線を移す。
「おじさん、おはよう♪」
「おはようございます」
この男の子は、俺に敵意を持っている?
そんな気がします。
「えっと……
坊やもおはよう」
「僕は、小間 隼人です」
「そう、小間君もおはよう」
「小間って呼ばないで下さい」
「え?」
「苗字嫌いなので……」
隼人君は、そう言って俺を睨んだ。
あはは……
嫌われちゃったみたいだな……
「おじさんは、いつも何してるの?」
愛ちゃんが、明るい口調で俺に尋ねた。
「おじさんは、病室でいつもパソコンと向き合っているよ」
「パソコン?」
隼人君が、反応した。
「隼人君は、パソコン好き?」
隼人君は、首を横に振った。
「パソコンばかりする人間は、嫌いだ!」
隼人君は、そう言って走って病院の中に入っていった。
「あ、隼人君、待ってー」
愛ちゃんは、俺に軽くお辞儀すると愛ちゃんも走って、病院の中に入っていった。
あはは……
完璧に嫌われたな……
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
朝食を済ませ。
俺は、散歩がてらにいつもの公園に出た。
愛ちゃんと眼帯の男の子が楽しそうに遊んでいた。
「あ、おじさんだー!」
愛ちゃんが、嬉しそうに俺の元へ駆け寄ってくる。
その後ろを歩いてくるかのように男の子もついてくる。
「愛ちゃん、おはよう」
俺は、そう言って男の子の方に視線を移す。
「おじさん、おはよう♪」
「おはようございます」
この男の子は、俺に敵意を持っている?
そんな気がします。
「えっと……
坊やもおはよう」
「僕は、小間 隼人です」
「そう、小間君もおはよう」
「小間って呼ばないで下さい」
「え?」
「苗字嫌いなので……」
隼人君は、そう言って俺を睨んだ。
あはは……
嫌われちゃったみたいだな……
「おじさんは、いつも何してるの?」
愛ちゃんが、明るい口調で俺に尋ねた。
「おじさんは、病室でいつもパソコンと向き合っているよ」
「パソコン?」
隼人君が、反応した。
「隼人君は、パソコン好き?」
隼人君は、首を横に振った。
「パソコンばかりする人間は、嫌いだ!」
隼人君は、そう言って走って病院の中に入っていった。
「あ、隼人君、待ってー」
愛ちゃんは、俺に軽くお辞儀すると愛ちゃんも走って、病院の中に入っていった。
あはは……
完璧に嫌われたな……
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
小説:余命宣告 [余命宣告]
11月17日
今朝、はるかさんが、出張から帰って来た。
東京に行っていたらしい……
東京バナナをお土産に頂きました。
東京バナナ……
美味しいです。
俺が、頂いた東京バナナを食べえ居るところ、はるかさんが話しかけてきました。
「この間頂いた、ゲームの件なんだけど……」
「はい」
俺の心臓が、ドキドキと心音が早くなっていくのが自分でも解った。
「いいんじゃないかな?」
「え?」
「エクソン(ナヤトレイが出てくるゲームの会社)にも許可を得ることができたわ。
だから、あとはプロットから仕上げに入って欲しいの……」
「わ、わかりました」
「あと媒体は何にする?
DS?プレステ2?3?、それともWii?PSP?」
「手軽に遊んでもらいたいから、DSがいいなぁー」
「DSね?
了解。
声優とか希望ある?」
「いや、ないです……
元々のゲームが、声がないゲームなので、声優をつけるとキャラのイメージが崩れる場合もあるので……」
「そっかー
了解♪♪」
はるかさんは、ニッコリと微笑んでくれた。
「じゃ、私は、仕事に戻るね」
「あ、うん……」
「無理しないでね?
亜金君が、無理したら私、泣いちゃうから」
「あ、はい。
大丈夫です、ありがとうございます」
はるかさんは、ニッコリと笑って部屋を出て行った。
物語の進行もしたいけど、その前に公園に行ってみよう。
俺は、そう思うと病院内にある公園に向かった。
公園は、相変わらず寒い。
もうすぐで冬が来るんだな……
俺は、そう思うとため息をついた。
すると白い息が出た。
俺が、ぼーっとしていると、愛ちゃんが話しかけてきた。
「おじさん、いつもここに居るね。
ここが好きなの?」
「うん」
「私も好き♪」
「愛ちゃん、検査の結果は、どうだった?」
愛ちゃんは、首を横に振った。
よくないのだろう……
聞かなかった方が、良かったのかもしれない。
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
今朝、はるかさんが、出張から帰って来た。
東京に行っていたらしい……
東京バナナをお土産に頂きました。
東京バナナ……
美味しいです。
俺が、頂いた東京バナナを食べえ居るところ、はるかさんが話しかけてきました。
「この間頂いた、ゲームの件なんだけど……」
「はい」
俺の心臓が、ドキドキと心音が早くなっていくのが自分でも解った。
「いいんじゃないかな?」
「え?」
「エクソン(ナヤトレイが出てくるゲームの会社)にも許可を得ることができたわ。
だから、あとはプロットから仕上げに入って欲しいの……」
「わ、わかりました」
「あと媒体は何にする?
DS?プレステ2?3?、それともWii?PSP?」
「手軽に遊んでもらいたいから、DSがいいなぁー」
「DSね?
了解。
声優とか希望ある?」
「いや、ないです……
元々のゲームが、声がないゲームなので、声優をつけるとキャラのイメージが崩れる場合もあるので……」
「そっかー
了解♪♪」
はるかさんは、ニッコリと微笑んでくれた。
「じゃ、私は、仕事に戻るね」
「あ、うん……」
「無理しないでね?
亜金君が、無理したら私、泣いちゃうから」
「あ、はい。
大丈夫です、ありがとうございます」
はるかさんは、ニッコリと笑って部屋を出て行った。
物語の進行もしたいけど、その前に公園に行ってみよう。
俺は、そう思うと病院内にある公園に向かった。
公園は、相変わらず寒い。
もうすぐで冬が来るんだな……
俺は、そう思うとため息をついた。
すると白い息が出た。
俺が、ぼーっとしていると、愛ちゃんが話しかけてきた。
「おじさん、いつもここに居るね。
ここが好きなの?」
「うん」
「私も好き♪」
「愛ちゃん、検査の結果は、どうだった?」
愛ちゃんは、首を横に振った。
よくないのだろう……
聞かなかった方が、良かったのかもしれない。
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
小説:余命宣告 [余命宣告]
11月16日
今日は、寒くて目が覚めました。
目が覚めた少し後に、千春さんが、俺の部屋に入ってくる。
「おはようございます」
千春さんが、そう言って俺の机の上に朝食を並べてくれる。
並べ終えた後、少しの雑談を交わして千春さんが病室を出る。
なんとなくだけど、こういう病院の生活に慣れてきたのかもしれない。
俺は、朝食を済ませると病室を出て病院内にある公園に向かいました。
「うー
流石に公園は、寒いな……」
俺は、そう呟くとベンチに座った。
昨日と同じ子供たちが、公園ではしゃいでいる。
こんなに、寒いのに子供って元気だよな……
俺が、何気なく子供たちの方に視線を向けていると、一人の女の子が俺の存在に気づいた。
そして、小走りで俺の方にやってきた。
「おじさんは誰?」
おじさんか……
そうだよな、27歳なんておじさんだよな……
俺は、ゆっくりとため息を付いた。
「もしかして、変質者?」
「いや、変質者じゃないよ……」
「……」
女の子は、疑いの目で俺の方を見る。
「あー。
疑わないで……俺は、この病院に入院している人だよ」
「名前は?」
「亜金だよ」
「そう……
愛(仮名)の名前はね……
えへへ。内緒だよ」
女の子は、照れ笑いを浮かべた。
「愛ちゃんと言うの?」
「え?
どうして、わかったの?」
「おじさんは、エスパーだからね。
それ位、お茶の子さいさいなのさー」
「へぇー
すごーい」
愛ちゃんは、嬉しそうに笑った。
「愛!
何してるんだよー」
左目に眼帯をしている男の子が、愛ちゃんの名前を呼ぶ。
「お前、今日は、検査じゃないのかー?」
「わかったー」
「おじさん、じゃぁ!
愛、行くね♪」
愛ちゃんは、俺に手を振るとその男の子の方へ行った。
はぁ……
暇になった……
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。
今日は、寒くて目が覚めました。
目が覚めた少し後に、千春さんが、俺の部屋に入ってくる。
「おはようございます」
千春さんが、そう言って俺の机の上に朝食を並べてくれる。
並べ終えた後、少しの雑談を交わして千春さんが病室を出る。
なんとなくだけど、こういう病院の生活に慣れてきたのかもしれない。
俺は、朝食を済ませると病室を出て病院内にある公園に向かいました。
「うー
流石に公園は、寒いな……」
俺は、そう呟くとベンチに座った。
昨日と同じ子供たちが、公園ではしゃいでいる。
こんなに、寒いのに子供って元気だよな……
俺が、何気なく子供たちの方に視線を向けていると、一人の女の子が俺の存在に気づいた。
そして、小走りで俺の方にやってきた。
「おじさんは誰?」
おじさんか……
そうだよな、27歳なんておじさんだよな……
俺は、ゆっくりとため息を付いた。
「もしかして、変質者?」
「いや、変質者じゃないよ……」
「……」
女の子は、疑いの目で俺の方を見る。
「あー。
疑わないで……俺は、この病院に入院している人だよ」
「名前は?」
「亜金だよ」
「そう……
愛(仮名)の名前はね……
えへへ。内緒だよ」
女の子は、照れ笑いを浮かべた。
「愛ちゃんと言うの?」
「え?
どうして、わかったの?」
「おじさんは、エスパーだからね。
それ位、お茶の子さいさいなのさー」
「へぇー
すごーい」
愛ちゃんは、嬉しそうに笑った。
「愛!
何してるんだよー」
左目に眼帯をしている男の子が、愛ちゃんの名前を呼ぶ。
「お前、今日は、検査じゃないのかー?」
「わかったー」
「おじさん、じゃぁ!
愛、行くね♪」
愛ちゃんは、俺に手を振るとその男の子の方へ行った。
はぁ……
暇になった……
明日へ続く
※この物語は、フィクションです。