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ボクはネコゾンビでご主人さまは女子高生83 [ボクはネコゾンビでご主人さまは女子高生]

「マカさん、すみません。
 留め刺しちゃいました」


星新一は、ニッコリと笑った。


「別に謝る事はないですよ。
 どちみち倒さなきゃいけない敵でしたし……」

「そうじゃなく、魔力を奪う事ができないじゃないですか?」

「それは、問題無し!
 ボクには、魔力を別ける必要が、なくなったしね!」

「そうですか……」


星新一は、頭をポリポリとかいた。


「さて、私は、この遺体を魔道師協会まで、運びますね」

「うん」

「では、また今度!」


星新一は、そう言ってマカに手を振ると姿を消した。


「倒したのね……」


理事長が、ひょっこりと現れた。


「はい。
 遅くなりましたが、倒す事が出来ました!」

「ありがとう……」


理事長は、そう言うとニッコリと微笑んだ。


「いえ……
 被害が大きくなって、申し訳ないです」

「それは、大丈夫よ。
 みんな、死を覚悟して戦ったわ。
 なにより、貴方の魔力を志郎に渡す事の方が危険だった」

「……」

「さぁ、疲れたでしょう?
 理事長室へいらっしゃい。
 お茶を出してあげるわ」


理事長は、そう言ってマカを理事長室につれていった。



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